「優秀な人財の確保、人財育成」、「技術開発の拡大」

「中小企業白書 2015年度版」を読んでいます。

収益力の差について、高収益企業は、「優秀な人財の確保、人財育成」、「技術開発の拡大」を強く意識している、と書いてありました。

以下に要約します。

『中小企業で同規模の企業間の収益力の差は、趨勢的に拡大しています。特に小規模企業間で収益力の差が開いています。低収益企業の収益力が低下する一方で、高収益の小規模企業の収益率は、大企業をも凌いでいます。(※同一規模内の売上高経常利益率が上位25%の企業を高収益企業、下位25%の企業を低収益企業と定義。)

また、収益力向上に向けた課題については、高収益企業、低収益企業ともに「新規顧客・販売先の開拓」に強い意識を持つ一方で、高収益企業は低収益企業と比べて、「優秀な人財の確保、人財育成」、「技術開発の拡大」を強く意識しています。』

先日の第6回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で表彰された会社の社長さんの面々が浮かびます。 

2月の春合宿で視察させていただいた愛媛県のイタリアレストランのマルブンさん。審査委員会特別賞を受賞されました。眞鍋社長も、新商品開発、人財育成への意識が強い社長さんです。社長のプレゼンを聞きましたが、経営学の発表のようなプレゼンでした。ハーズバーグの衛生理論、動機付け理論が飛び出し、大変な勉強家であることがわかりました。研修もさまざまな分野にわたってたくさん受講されています。そしてそれらの理論を実践に落とし込んでいるところがすごいです。

厚生労働大臣賞を受賞された株式会社 エイチ・エス・エーの田中社長さんとも少しお話をする機会がありました。介護職の方々の人財育成への並々ならぬ高い意識がうかがえました。「10年後、彼らが地域のリーダーになる」と熱く語られ、夢、情熱がぐんぐん伝わってきました。素晴らしいリーダーシップの持ち主です。

このような社長さんたちとの出会いに感謝しつつ、私も自分開発に精進します。
M1 本田佳世子

                     

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