第6回 「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」
第6回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」表彰式 (2016年3月23日)
経済産業大臣賞:サトーホールディングス 電子プリンター
厚生労働大臣賞:エイチエスエー 福祉タクシー
加藤勝信内閣府特命大臣、田中優子法政大学総長が参加。
投資家・根本が推薦したのは金融業の巣鴨信用金庫。
金融では異色のホスピタリティを掲げ、不道徳な振込み詐欺と毎日格闘中。
実行委員会特別賞を受賞しました。
巣鴨信金の倉持靖専務理事と記念写真。
基調講演はニチイの創業者・西端春枝さん95歳。「どう働き、どう生きる」
彼女は、浄土真宗大谷派の勝光寺の長女として生まれ、現在は大阪の浄信寺の副住職である。
「お寺にも来てね」と挨拶いただいたので、思わず握手を求めた。
なんと、その握力の強さはプロレスラー級だ、その瞬間、”剛たれ”というイメージを受けた。
彼女が毎度する講話。
80年前、彼女が13歳での大谷学園入学時、左藤義詮校長(後の大阪府知事)の講話。
法事で、ある家を訪問すると玄関の扁額に「みてござる」とひらかなで書いてあった。
家の亡き主人が13歳で尋常小学校を卒業し、貧しさから丁稚奉公のために両親と別れる前の晩。
母子は眠ることなく布団を涙で濡らし語り合いました。
母親は買えないお守りの代わりに、手のひらに「みてござる」と書いてくれたそうです。
丁稚生活が苦しく、淀川に身を投げようとしたとき、
青年期に成功し商売上の誘惑で深入りしそうになったとき、
両親が見ていてくれる実感から、人生を踏み外すことはなかった。
我慢も出来たし、誇りも保てた。
彼の臨終に際し遺言となり、「みてござる」は家訓として子孫に残った。
真の教育は家族の中にある。
修士2年 根本幸治
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