「40年前の恩返し」
2011年7月1日の福島民報の15面に全面広告が掲載された。
「40年前の恩返し」
前略
熱い心の駆け出し新聞記者のあなたは、言いました。
「設立当初は、お金が掛かる。必要であれば求人の告知とか営業やイベントの告知とか新聞記事として、私がどんどに書いて応援する!
今は、広告にお金を使わないで大丈夫。ず~っと先に、会社が大きくなって余裕ができたら、新聞に大きく全面広告でも出してもらえばいいから。」
あなたは、もう忘れているかもしれませんが、笑いながらあなたとアポロガスの初代社長は、四十年前に約束しました。
まだまだ、簡単に全面広告を打てるような会社でもなく、また東日本大震災の影響で余裕があるわけもありませんが、四十年の節目の今日、あの約束を果たさせていただきます。
あの時、飯坂支局の熱い支局長だった福島民報社のW社長、ありがとうございました。
四十年かかりましたが、やっと恩返しができます。
四十年が過ぎアポロガスも代替わりし、設立当初からいる人間は常勤としては一人もいなくなりました。
後略
これは当時、幼かった2代目社長が創業者のお父さんから教えていただいのを覚えていて40年目に約束を果たしたものだ。
2011年3月11日の東日本大震災から3か月足らずの時で大変な時だ。
社員に会社に残るか避難等をするか選択を委ねた。原発の問題があり外国人は母国に戻った時期だ。すべての社員が社長に命を預けた。
W社長は現在は引退されているが40年前は社長で、社長に内緒で社長にサプライズしたという。
この全面広告は、「福島民報、全面広告」と検索すれば出てくる。
同時に福島民報さんが地域貢献、地域と共にを感じるHPだ。
起業した場合、後に成功してもその7割が資金で苦しむ。
怖さを知っていても、高利貸しやサラ金で借りざるをえない。仕入等の他、社員の給与を払うために借りる。
自然は、その苦労が成功する導きのエンジェルを登場させる。
○○銀行に何度行っても断られ、助けてもらった□□銀行をメイン銀行にして○○銀行とはお付き合いしない経営者も多いと思う。
40年前の平記者のW社長、下っ端の時、同じようなことを行い、後にトップに立った人も多いだろう。
7月中旬に浜松市で開催された「静岡県中小企業経営革新フォーラム」の講演講師、篠木 雄司社長。
新入社員が同社のTVCMを一人で演じている。その動画も含めHPから楽しく学べる。
法政大学大学院 坂本光司教授は、「口」と「ペン」があると言われている。
坂本ゼミの尊敬する先輩が同社を紹介するために、「地域に優しい企業(仮題、出版予定)」の取材だけで首都圏から来た。「ペン」で同社を紹介するためだ。
出版社の判断があるが、地域に優しい新聞社との不思議なご縁もあるので掲載されるだろう。
投稿文を書きながら、何度も涙をした、修士3年の知野(ちの)進一郎でした。
コメントを残す