「人を大切にする経営学会」第3回 総会、全国大会に熱心に聴講していただいたり、運営にご協力をいただきありがとうございました
26日(金)の3社の企業見学会、27日(土)、28日(日)に駒澤大学 深沢キャンパスで開催された「人を大切にする経営学会」第3回 総会、全国大会に熱心に聴講していただいたり、運営にご協力をいただきありがとうございました。
来年の3月21日(火)は第7回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の授賞式が法政大学で開催されますので再会することを楽しみにしております。
11月14日(月)締め切りで「大賞」の応募を受け付けしています。自薦、他薦を問いません。
応募資格、審査基準は厳しいですが、すでに70社ほど、受賞しています。
審査委員長の法政大学大学院 坂本光司教授は7500社を回り、1割はいい企業があると言われています。先週金曜日のメルマガにあるように170万社の1割とすると17万社あることになります。
いい企業を見つけて表彰し世間に知らせることも学会員には必要なことと思います。
審査委員長でもある坂本教授は、1000社の応募があって100社を表彰しても良いと言われています。
1次審査で使われる応募票(審査基準)には、社員1人当たりの月の平均所定外労働時間は10時間以内ですか。等があります。
坂本教授は、応募基準、審査基準が銀行の審査基準に採用されると日本は変わるとも言われています。
大賞、応募基準を銀行員に話していただいて、お客様で知っていたら教えて欲しいと話していただいて紹介していただくことが良いと思います。
中でも地銀、信金が良いと思います。地域の金融機関としての生き残りをかけているからです。カンブリア宮殿で放映された「シェア金沢」は障がい者雇用を始め学ぶべきことが多いと思います。
カンブリア宮殿の最後に村上龍が雄谷理事長に質問した回答も銀行員に話していただけたら幸いです。
■応募資格
過去5年以上にわたって、以下の5つの条件に全て該当していること
1. 人員整理を目的とした解雇や退職勧奨をしていないこと(東日本大震災等の自然災害の場合を除く)
2. 外注企業・協力企業等、仕入先企業へのコストダウンを強制していないこと
3. 障がい者雇用率は法定雇用率以上であること(常勤雇用50人以下の企業で障がい者を雇用していない場合は、障がい者就労施設等からの物品やサービス購入等、雇用に準ずる取り組みがあること)
4. 黒字経営(経常利益)であること(一過性の赤字を除く)
5. 重大な労働災害がないこと(東日本大震災等の自然災害の場合を除く)
先月の「カンブリア宮殿」で放映された「シェア金沢」。
最後に村上龍がシェア金沢(佛子園)の雄谷理事長に、銀行からの借り入れ11億円は返せる?かと質問をした。
雄谷理事長、「保証人になったけれど自分では返せない、生涯賃金では払えない、この間、裏の話を聞いた、支店長会議で支店長が私は佛子園を応援しますという話をしてくれた、佛子園を応援しなくて何が地方銀行だみたいなことを支店長が言って、みんなもいいんじゃないかそれでとありがたかった」。
龍、金融機関までごちゃまぜになっちゃたですね。
村上龍の編集後記
「ごちゃ混ぜ」を、こむずかしく言い換えると「共生」となり、きまじめなニュアンスになる。障がい者、高齢者、それに子どもたち、同じ地域で生きるのは非常にむずかしい。
おそらく「きまじめ」だとうまくいかない。雄谷さんは、スタジオでも、「こんなこと言っちゃっていいんですかね」という感じで、笑顔が絶えなかった。
「やってあげる」「やってもらう」がベースの福祉は、やがて破綻する。世の中にはいろいろな人がいて、それぞれ助け合って生きている、だから社会的に必要とされない人は存在しない、「佛子園」の哲学は、人の原点である。
「無視されない社会」
直近の学会のメルマガです。
「いい会社のつくり方」を銀行員にプレゼントしていただくのも良いと思います。
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いい会社のつくり方
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人を大切にする経営学会 監事 玉越 直人
株式会社WAVE出版 代表取締役社長
坂本光司先生が提唱される「人を大切にし、社会から大切にされる、いい会社になろう」という運動の波は、静かに、そして確実に日本中に大きく広がっている。
その使命感から毎日のように、日本中の中小企業を視察・研究・報告する旅を献身的に続けておられる坂本先生の大きな背中を見るたびに、私は思わず手を合わせたくなる。
「少しでも先生のお役に立ちたい」との思いも込め、「人を大切にする経営学会」の監査役を務めさせていただいている。
さらに、小社は坂本先生のミッション普及に貢献したいという想いから、先生が絶賛する「いい会社」の実像を描いた本を多数出版させていただいているが、この間「では、どうしたら、いい会社をつくれるのか」を具体的に記した本を出版したいと考えてきた。それは、自分一人で創業した会社を少しでもいい会社にしたいと願う私自身のためでもあった。
その想いが叶い、8月5日発売の新刊『「いい会社」のつくり方』(藤井正隆著、坂本光司監修)が誕生した。
本のカバー折り返しには「いい会社の情報は何社も読んだが、肝心の“どうつくればいいか”がわからない・・・。そう訴える経営者やビジネスパースンのため、理論に実践的研究を積み上げた10の具体的方法を丁寧に説明する」と、本作りにかけた熱い思いを記させていただいた。
日本には170万社もの会社、社長が存在するが、社歴、業種、規模、売上高などを問わず、社長が目指す理念の核となるのは、社員、その家族、仕事先、お客さま、すべての方々から「あの会社はいい会社」だと言われることだろうと私は思う。
しかし、「企業は、理念と経営の両輪のもとに立つ」ものなので、その両立、継続は、社業のいかんを問わず、生やさしいものではない。来年創業30周年を迎える小社もご多聞に漏れずで、「鉄砲玉」と言われたサラリーマン編集者時代の能天気な私とはまるで違う、社長ならではの試練の日々が続いている。
本には、坂本光司先生と慶應義塾大学名誉教授の嶋口充輝先生の、本邦初の「スペシャル対談」が収録されている。サントリー、ライオンなど超優良企業の社外取締役を歴任する高名な企業研究の専門家である嶋口先生と、
日本一の中小企業研究家である坂本先生の、対談の主要テーマである「いい会社とは何か?」をめぐる真摯な発言は、いい会社になるための具体的ヒントに満ちた、読者に向けて非常に意義深いものとなったと確信する。
いつの日か、坂本先生から「WAVE出版は日本でいちばん大切にしたい出版社だ」と言われることを目指して、私もこの本を片手に、日々精進していきたい。みなさまにも、ご一読賜れれば幸いである。
(本稿はWAVE出版HP「社長夜話」に大幅加筆したものです)
*「いい会社のつくり方」の24Pの「②取引先とその家族」は「②社外社員とその家族」に訂正していただけますようお願いします。
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