作品展

野口具秋です。

地位も名誉もコネもないので分かり易く、直球勝負することにしました。
近い将来、無形文化財・人間国宝に成る人です。
会場に入ると、ふだんの作品展と異なり人気です。
TVでしか会ったことがない。
50点を超す作品を目にするのは、勿論初めてです。
勉強を始めて半年あまりです。
係員に案内を頼むと、親しげに寄ってきてくれました。
一五代・酒井田柿右衛門氏です。TVで見かけた顏そのものでした。

ワイフ殿は普段使いの食器が大好きで、ティーカップを始め、
ワイングラスや磁器食器をネットオークションなど利用して収集。
ことあるごとに、食卓に並べ楽しんでいます。
愛用の香蘭社が有田の由緒ある窯とはついぞ知りませんでした。
瀬戸に10年いたので、志野・黄瀬戸など瀬戸モノ、青磁・白磁の
美術・工芸ものに関心が強いです。
ワイフは絵柄が野辺に咲く野草の単純さが好みではないようです。

開運、なんでも鑑定団の中島誠之助さんは、有田焼、
特に古伊万里の世界では第一人者として有名です。
少し前までは伊万里焼も区別がつきません。
東武百貨店で大々的に開催された有田400年祭の会場で
ガラスケースに収めた古伊万里の壺を初めて目にしました。
最近、国内でも4点しか存在しない天目茶碗を新鑑定。
数億の価値ある茶碗に数千万円しか値を付けなかった、
と慧眼を絶賛する評論家がいました。

ネットで「有田」を検索すると、和歌山県有田市の
観光案内サイトが出てきました。
福岡に住む友達にそう言うと
「馬鹿ちんが。佐世保線で福岡から1時間余りの小さな町」
とのことです。
ほかにもお客さんがいて席を外すも、終わると再びやってきました。
窯を見たいのです、と。
係員は殆んど不在ですと煙幕を張る。
氏は、是非寄って下さいと親しく声を掛けてくれました。
お正月用に小皿と豆皿のリクエストがありました。

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