イエスマンは不要。
 

師匠の法政大学大学院 坂本光司教授の門を叩いてから3年近くになるが、死ぬほどの楽しみの修士論文を提出してから不思議なことが起きた。
 不思議ではなく必然だ。
知り合いのTKC会員会計事務所の所長から連絡があり、愛知県の100名ほどの社員の会社を知野一人で訪問した。
 坂本教授は依頼している社会保険労務士から教えていただいたとのこと。
 「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」に応募したいとのことだった。
 知り合いのTKC会員が社長から話を聞き、それなら私、知野を紹介するとなった。
2時間お話をする。
 大賞の厳しい5つの応募基準は満たしている。
 審査基準の残業時間も月間、数時間。
 各種の賞を受賞している。
 社長の考え、価値観は私と合っている。
会社を出てから、何か違うと思った。
 車を運転しながら、「そうだ。会社に入って感じるいい会社の雰囲気、空気がない」と気づいた。
 娘婿で30歳で急逝する先代を継いだ。
 サラリーマンとしての下積みの経験が少ないのが原因と思った。
2時間の話の中から、毎月の月次巡回監査が上手くいっているので、関与先企業と会計事務所、共に信頼感かあるので120点と褒めた。
 お互いにより良くなっていただくために、合わせて30程、気づいたことをメールをした。
 鋭い指摘だったが、社長と所長から感謝された。
 今度、お二人で合う時に話し合ってより絆が太くなると思う。
昨年11月の坂本教授の「利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか」の52~55Pには、税理士、経営コンサルタント等は「イエスマンではなく、はっきり間違いを客観的に指摘してくれる人を選ぶべきです」と言っている。
 ちなみに、紹介をいただいた所長(税理士)に社長は「厳しいことも指摘してくれる」と言っている。

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