非常識に高いワケあり豆腐もある

名古屋市の易経の大家(竹村亜希子】先生がシェアした記事。
豆腐業界だけではない。

石川県白山市の山下ミツ商店を始め、非常識に高いワケあり豆腐もある。
日本の価格競争は異常だ。
当然、給与は上がらないし、休めないにも繋がる。

食品の流通や価格に詳しい農産物流通コンサルタントの山本謙治氏は「20年ぐらい前は、安い豆腐を作るための大豆は一俵2000円ぐらいだった。それが今は5000円ぐらいになっている。豆腐の価格も2倍になってもおかしくないはずが、そのままにされている」と指摘する。

 山本氏によると、「豆腐以外にも、納豆やこんにゃくなど、スーパーに必ず並んではいるが日持ちのしない商品を『日配食品』という。これらは恒常的にスーパーから”安くしろ”と言われ続けていて、そのせいで製造会社はバタバタと潰れていっている」のだという。

 こうした激安販売が、市場の健全な競争を阻害する「不当廉売」に当たる可能性について山本氏は「公正取引委員会がスーパーの安売りで不当廉売を取り締まるというのはあまり聞かない。消費者のために安く売っているのだから、強くは出られない思っているのかもしれない」と明かす。

 豆腐一丁の適正価格について山本氏は「少なくとも160円以上で、基本的には200円以上あれば、豆腐業者の人も納得するのでは」と話す。

 このような事態に至った背景には、スーパーなどの小売業者だけでなく、豆腐業界、消費者の側にも問題があるようだ。

 山本氏によると、安く作ることを追求し過ぎてきたため、技術革新や美味しく作ることを目指す業者が圧迫されてしまっているという。

 スマートニュースの松浦茂樹氏は「食の安全が叫ばれているが、消費者は生活のことを考えて安ければいいと、値段に引っ張られてしまっている。情報の流通をやっている身として、コンテンツ作りをする部分が圧迫されていると感じているし、”日本はモノづくりの国”と言うわりには、モノづくりをしている人たちを軽視しがちだと思う。流通させる側も、作り手に対しリスペクトをもってやっていくべきだ」と警鐘を鳴らす。

 山本氏は物価が上昇しても価格が上昇しない漬物、ネギ、卵、ハム、酢なども”安すぎる”商品だと指摘、「申し訳ないが、消費者が一番悪い。解決方法は5回に1回でもいいから、いい商品を買うこと。いいものに手を伸ばす消費者がいることをスーパーの人にわかってもらわない限り、状況は改善しない」と訴えた。

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