はれのひ

はれのひ
女性の一つの憧れ、成人式。
福岡の店では、店長等が対応したようだ。

すぐ、てるみくらぶが浮かんだ。
会社は急成長する時に借金があれば、借金が膨らむ。分かっていない経営者が多い。
粉飾も両社共、会計事務所はどこ?

私も、大学院に入学してからゴルフはやめたが、マイゴルフ場が破綻しプレイ権のみになっている。裁判の書類が送付されてきた。予定の半分の会員しか集まっていなかった。ローンはかなり前に払い終わっていたが、残っていれば悲劇だった。

大学院の後輩、埼玉県草加市の赤爺、山元証さんの一昨日の投稿より。

消費者危険をコミュニケーションでクリアーする!

〜はれのひ に見る消費者被害の繰り返し対策は〜

昨日の成人式から騒がれている着物のはれのひ事件から同じ平仮名の会社 てるみくらぶ を思い出します。
被害に遭われた方のやり切れない思いに同情します。

この事件から製造業とサービス業のキャッシュフローのあり方の違いを痛切に感じます。
その事はサービス業の儚さと危うさに繋がるとも感じます。

基本的に中小企業に限って言えば製造業は原材料の支払いは現金が多く、回収は手形やファクタリングが多いです。

回収サイトは最近は短くなりましたが120日位の所もかなり多いです。

当然資金繰りは厳しくなりますので、運転資金を銀行から調達することになります。
手形の割引をする会社もあります。

この事は、売り上げが拡大する程資金繰りが厳しくなる事を意味し、その意味での黒字倒産はあり得る事です。
損益計算書上の利益とキャッシュフローは必ずしも連動しません。

しかし、真っ当な経営者は借金を減らすべく生産改善と改革をして資金繰りを楽にしようとします。
製造業で無借金な会社はそれは秀逸だと思います。
但し、限界利益率の低い会社、それは下請けに多いのですが中々改善が困難です。
苦労して達成したコストダウンで付加価値を増やしたとしても親会社に吸い上げられるからです。

以前、テレビで見た群馬県のT1の板金屋さんは、親会社の車メーカーが絶好調で深夜残業や休日出勤で製造をこなして、社員はボーナスを楽しみにしています。

しかし、社長の顔は暗いです。
何故ならこの会社の製品の材料比率は約8割。
注文が増えれば増えるほど、先買いの材料代を払うために銀行借り入れで利息負担が重くなる。
社員の残業上乗せ、休日出勤手当で更にコストアップ。

対して、サービス業はてるみくらぶ もそうですが、はれのひ も先に個人客から現金が入ってきてからの支払いになるので、手許キャッシュは本来なら売上が上がれば豊かになるはずです。

しかし、両者に共通するのは急激な拡大路線で個人客から入った現金を支店開設等の資金に使ってしまったと思われる事です。

本来なら、回収したキャッシュを支払いに使い、業容拡大資金は内部留保と銀行借り入れに徹するべきが、経営者のズボラさで手をつけてはいけない顧客の回収現金を流用したと思われます。

サービス業が難しいのはここの見極めが徐々にルーズになっていく事との戦いに人間の弱さが負けてしまう事だと思います。

この自転車操業の罠にはまったら最終的には はれのひ のような夜逃げの将来が待ち受けています。

次に、SNSの肝心な時にの機能の無さです。
これだけ若い人々が被害を受けているのに、しかも現金支払いを催促されていて、危機感を感じていたならば、そういったことがSNSで流されていれば、例えば給料が3ヶ月も支払われていない訳ですから、元社員のツイットも有った筈です。

事件後、社長が上海に逃げた!とか後追い的SNSを見ると、今のSNSのあり方が有効に機能していないのではないか?と疑問を感じます。

では、どうしたら良いのでしょうか?

実は私はてるみくらぶのヘビーユーザーでした。
てるみくらぶはバリ島が得意でした。
バリ島のリピーターの私は3年くらい前には、何とガルーダですがビジネスクラスでホテルはインターコンチネンタルの朝食付きの7日間のツアーを18.5000円で行きました。

その時の事です。
少し、親しく話していた社員の方が入金催促の時に何気なく、この頃は航空会社が厳しくて。。と呟いた一言でした。
これは安すぎる!
どう考えても採算の合わない価格だ。
もしかしたら急拡大でキャッシュフローが行き詰まっているのかも?
そう思って、その後は別の旅行会社を使うようになりました。
てるみくらぶが破綻したのはその一年半後でした。

昨年、慶応大学の清家塾長がダボスの賢人会議から帰ってきて直ぐ、塾長としての最後の講義を三田倶楽部で聞きました。

心に残っているのは、IOTやAIの時代で異彩を放っていく職業は営業ではないか?というお話です。

コミュニケーションは臨機応変でしかも即座にその人の性格やその時点の心の動きを忖度しながら進めなくてはなりません。

その意味では実は消費者こそモノやサービスの提供者に営業すべきだと思います。
より良いものを提供してもらうには、提供する人に心地良く提供して貰うためには優れたコミュニケーションへの努力が必要です。

清家塾長の話を聞いてから私はそう言う実験を試みました。

先ずは旅行会社です。
家の近くの支店の女性と仲良くなりました。
昨年、ゼミの台湾旅行で20人近くのフライトとホテルを取って貰いました。
実際に対応は細かく行き届いていて良かったですし、私は帰国後、お礼の電話を本人と支店長にしました。

彼女も、喜んでくれて今年3月催行の中国のゼミ視察旅行の手配を頼んだ所、何とゼミ生の為に特別に支店長の許可を得て、五つ星ホテルに日本の航空会社ののフライトで破格の通常の格安フライト代のみの価格よりも安い価格で設定してくれたのです。

私が過去数十回行ったどの中国行きよりも安い価格でした。
ここは大手旅行代理店ですが、ここは多分私と彼女のコミュニケーションから出てきた結果だと思います。

スーパーでも少し工夫しています。
何時も水とお茶を箱買いするのは私の役目ですが、何時も閉店間際に6箱位纏め買いして、台車を借りて運んでいます。

閉店間際の社員の片付けや明日の準備が観察出来るのと、台車を引きながら、遅くまで大変ですね〜
ご苦労様。。と声掛けして自己アピールし社員との友達関係をいつの日作りたいと思っています。
こう言う社員の皆さんとの距離を詰める事が消費者危険を未然に防げると思っています。

長くなりました。
人間は立場が変われば、お客にもサービス提供者にもなります。
そこの所の意識の高さが消費者行動の肝だと感じます。

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