ソウルでちょっといい話2
野口具秋です。
ソウルでもう一つ書きたい話があるのです。
ワイフ殿と明洞(ミョンドン)を秋の夜風に吹かれながら歩いていました。
韓国は路という路や歩道を屋台などが埋め尽くして若者たちから
年配者までが懸命に物販を行っています。
ファーストフードから新聞・雑誌は当然、靴下やTシャツは常識の範囲、
ぬいぐるみや得体のしれないオモチャが並ぶ。
不思議なのはどの店も多くの客が群がっていることです。
食べ物の屋台は若い女性がぱくぱく・盛リ盛りと、ほうばっている
光景が珍しくないことです。夕食なのでしょうか。
ふと、韓国スターのグッズを売っている屋台の名前が「神戸屋」とあり
立ち寄ることにしました。
ワイフ殿が職場の友人からパク ヨンハのグッズを頼まれているからでした。
経営者は女性でした。
不思議なことに関西弁で日本語がとても上手なのです。
身の上話を聞きながらいると、これまた不思議なことに
関西弁の年配夫婦が「ここにいるやないか」と侵入してくるではないか。
勤めている店を訪ねたが辞めてしまっていて、探し歩いたが全く偶然に
発見したというのである。
長く神戸の夫婦の店で働いていたのです。
なるほど関西弁で話す訳だ。偶然の不思議さと老夫婦が彼女にわざわざ
会いに来る優しさに心を打たれました。彼女は40歳を超え屋台でビジネス
を始めたばかり。お金を貯めて個店を経営するのが望み。屋台からがスタート
である。起業家精神が旺盛なことと年を考えないで先ず行動する韓国人
スピリッツをここでも見てしまった。
パク ヨンハは韓国では人気がなく、日本でしか売れてないといいうことでした。
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