さりげない行動は難しい
M1の黒崎です。
先日、出張ゼミで「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験しました。
暗闇の中で全く無力な自分自身を体験し、「健常者・障がい者」という言葉は適切でないと改めて感じました。
ところで、私は環境安全を専門としていますが、「地球にやさしく」という言葉が大嫌いです。大自然を前に人間の存在などちっぽけなことは、台風災害を見ても明らかです。それなのに、地球にやさしい・・・とは何と横柄な言葉でしょう。
私たちは、畏敬の念をもって自然に向き合うことが必要です。「地球に謙虚に」という言葉があり、それを広めようという動きもありますので、ぜひ覚えておいてください。
話は戻りますが、「地球にやさしく」以上に「健常者・障がい者」という言葉に違和感を持つようになった私ですが、先日、バスに乗っていると全盲の男性が白杖をついて乗車されて来ました。そして、私から少し離れた場所に座りました。
本当に凄いことだと感心したのですが、ダイアログ・イン・ザ・ダークを経験した身としては、そして坂本ゼミ生としては、感心しているだけでは済まされませんよね。ダイアログ・イン・ザ・ダークの際に「やさしく声を掛けてみてください」と言われたことを思い出しつつ、どのように行動すべきか思案していました。
そうこうしていると終点、その方も降車されます。
他の方々が乗降口に急ぐのを見過ごして、その方の後ろに立ち、声を掛けようとしたその時、
「先に行ってください」
・・・
「お気を付けて」
そう声を掛けるのがやっとでした。
さりげなくお手伝いするのは本当に難しいですね。
まだまだ修行が足りない私ですが、早く一人前の坂本ゼミ生になりたいと思うこの頃です。
M1 黒崎 由行
黒崎さん
こんにちは!
僕も先週土曜日に体験してきました。
声を掛けるタイミングというのは本当に難しいと思います。
目の不自由な方が「誰の手も借りずに行動したい」と思っている方だと声を掛けないほうがいいし、逆もある。
声を掛けるというのはやったことがないと勇気も入ります。
でもさりげなく声を掛けられるようにはなりたいですね。