伊那食品様の衝撃!
衝撃の伊那食品
劇団水曜日のストロベリー黒崎です。今日は真面目な話をさせていただきます。
12/8、人を大切にする経営学会の企業研究・見学会で、ようやく伊那食品工業様を訪問することができました。
人を大切にする企業の”聖地”は、やはり素晴らしく、広大な敷地が想像以上に清掃されている点や塚越会長のオーラなど訪問しなければわからないことを身をもって体験できて有意義な企業訪問となりました。
しかし、私自身はそれらにも増して衝撃を受けたことがありました。
それは、場内をご案内いただいた丸山取締役の次の一言です。
「性善説経営によるコストダウン」
それは、見事な掃除用具置場での解説で、掃除用具を社員の自宅の掃除用に貸し出す、という話の中で披露されました。
「貸し出すのに申請書等の書類は使いません。書類を書くのに時間を要するし、それをチェックする上司の時間も浪費することになる。書類は曲者で、利益を生まない。性善説経営によるコストダウンをしています」というような話でした。
私自身、ISOのマネジメントシステムのコンサルティングや審査もしていますが、ISOは欧米の性悪説がベースで、企業のリスク回避のために多くの書類が作られます。当たり前のように書類の作成を要求してきましたが、確かに利益を生むものではありません。
現状のISOのマネジメントシステムは、日本の良さ(性善説)を捨て去り、かといって欧米式のシステムは中途半端で、”両者の悪い処取り”である、と常々感じていましたが、その確信を指摘されたのです。
日本式経営の生きる道がチームワークをベースとした性善説経営にあると、改めて気付かされ衝撃を受けた瞬間でした。
今後、どのようにコンサルティングに活かして行くかは課題ですが、大きなヒントを得られたと感謝しています。
「人の営み・行動は究極『幸せ』を求めている」という塚越会長の言葉と共に、「性善説によるコストダウン」も忘れずに、人を幸せにするコンサルタントを目指したいと決意を新たにしました。
素晴らしい企画をしていただいた坂本先生、事務局の皆様に厚くお礼申しあげます。
次週の劇団水曜日の担当は、坂本ゼミの元気印、キャワサキさんです。
M1黒崎
黒崎さん
おはようございます!
我々は東京組でした。
ISOは性悪説から生まれた考え方なのですね。
日本人は性善説がしっくりくる民族でも有ると思います。
それにしても坂本先生が一目も二目も置く会社。
見習わなければならないところばりです。