「株式会社トライフ(手島大輔社長)」さんがテレビで紹介されました。

先週の月曜日のワールドビジネスサテライトニュースの「カイシャの鑑」で、坂本先生、坂本ゼミで応援している「株式会社トライフ(手島大輔社長)」さんが取り上げられた。

起業して2人だけの会社だが、障がい者の方の仕事を創造している。
革新的な口腔ケア製品「オーラルピース」の千円の内、350円が障がい者の収入となったり、様々な方々から共感を得ての新しいビジネススタイルだ。
色々なマスコミに取り上げられているのでご覧いただき購入していただきたいと思う。

坂本ゼミに入学して1年以上が経過した。
様々な障がい者施設を訪問させていただいた。
4月に入学された新入生10名近くの方が「法政大学大学院 坂本 光司研究室」のブログに投稿していただいている。

お二人の投稿を紹介させていただく。

①根本 幸治さん
障がい者雇用に熱心な徳島県の企業の社長が坂本先生に見せた作文。
生まれながらの脳障がいで両手を使えない少女が書いた作文だった。
坂本先生自身が障がい者就労支援に命を掛けるひとつの理由となった。

なぜ中小企業論の私(坂本)が専門外の障がい者就労に関わるのか?
最後に皆さんにお話しして講義を終えます。
一人の少女が書いた作文を読んで、涙が止まりませんでした。
「私の願い」というタイトルでした。

もしも神様が1日だけでもいい、
私の手を自由に動かせるプレゼントをしてくれたならば、
私は3つのことをしたいです。

1つ目は、お母さんの肩をいっぱい揉んであげたい。
2つ目は、お父さんのいる仏壇に両手を合わせお祈りをしたい。
3つ目は、お母さんと一緒に真ん丸なおむすびをつくり、
お母さんと一緒にピクニックに行きたい。

だからどうか神様、私の手を1日だけでいい、自由に動かせるようにしてください。

②中嶋 敏子さん
坂本ゼミを選ぶきっかけとなったのが、
話の中で紹介されていた私の故郷に関わるエピソードでした。

それは、茨城県那珂市にある障がい者支援施設「なるみ園」のお話です。

「なるみ園」に入所されている障がい者は50名。
ここでは日常生活上の支援や農業を始めとした仕事の支援が行われています。

3年前この「なるみ園」を訪れた坂本先生は
施設でご馳走になったカレーライスのお礼に「美味しかったです。また来ますね」と
見送る利用者の皆さんに声を掛けてお帰りになったそうです。
その「また来ますね」という言葉を覚えていた、ある一人の利用者が3年の間
「坂本先生はいつくるの?」と施設の経営者に尋ねられていたそうです。
その声が坂本先生に届き、先生はその利用者の声に応え3年ぶりに訪問されたということでした。

私はこのエピソードで、
坂本先生の人を大切にする姿勢を知ることが出来、感動しました。
「この先生のもとで学んでみたい」と素直に思えたのです。

①の話は、法政大学大学院 政策創造研究科の大学院の必修の政策ワークショップ等で坂本先生がお話しされます。
大学院生、坂本ゼミ生が涙しています。
②の話は、授業でなるみ園の視察に参加できなかったが、先輩方から聞いて涙しました。

障がい者の方々に働く場所を創る。
人としての優しさが生まれてきます。
私の名刺も点字入りでちょっと高価だが、
名刺1枚1枚を渡す時に障がい者の方を応援して欲しい思いで手渡している。

最後に、坂本先生の昨日の投稿からです。
ところで先週は〇〇回目の誕生日で、
多くの方々からのお祝いのメッセージに感謝します。
とりわけ、びっくりしたのは、
研究室で応援をし続けている
「ラグーナ出版」で働く多くのメンバーから
いただいた電話からのテープメッセージで、
聞いていて目頭が熱くなりました。
心からお礼申し上げます。

今日、取り上げたのはすべて、障がい者が主役だ。
坂本先生の原点だ。

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