父との対話
今週は、始まりを氷点下の北海道で迎え、水・木曜日は最高気温22度の鹿児島から福岡に向かう列島縦断週でした。
九州では、坂本教授を筆頭に約20名での企業視察。視察先は、マコセエージェンシー(鹿児島)、ラグーナ出版(鹿児島)、新日本製薬(福岡)、エクシス(福岡)。4社ともにお見事な経営をされていました。
鹿児島には知覧特攻平和会館があります。坂本先生は、「命の洗たくをしに定期的に、知覧に行く」とおっしゃいます。小欄では、知覧特攻平和会館での小生のおもいをご紹介します。
私にとって、今回の知覧は、昭和2年生まれの亡き父と対話する、いい機会になりました。元特攻隊員だった父は、戦争について、多くを語りませんでしたが、「(戦争が)あと数ヶ月続いていたら生きていなかった」と話していました。
終戦時18歳だった父と同世代の若者たちの純真な笑顔、笑顔、笑顔。遺書からにじみ出る、けなげで神々しい精神。
当時18歳だった父は、何を考えていたんだろう。戦後、生き残った父は、何のために、どんなおもいで働いていたんだろう。
そんなことを考えながら、展示物を観ていたら、涙がポタポタと溢れ落ちてきました。そして、館外に出て、明るい陽ざしを浴びたとき、自分は何と有り難い環境の中にいるんだと、感謝の念でいっぱいになりました。
今日一日、皆さまにとりまして、素晴らしい一日になりますように。
春木清隆
春木さん
亡くなったお父さんも特攻兵だったのですね。
知野 進一郎