5の前に 3

5の出版前に3

法政大学大学院、坂本光司教授の「日本でいちばん大切にしたい会社5」が1月16日に出版される。

このシリーズは、東京都豊島区の「あさ出版」さんから出版されている。
その理由が、2010年1月に出版された2の「おわり」にある。

佐藤 和夫社長
「世の中には、方向・方法がわからず迷っている人、悩んでいる人が大勢います。その方々に、本を通じ勇気と希望を与えてあげたいのです。
また、人知れずがんばっている誠実な会社の経営者や社員に、本を通じてエールを送ってあげたいのです」

最初に紹介されているのは、私も愛用している札幌市の「富士メガネ」さんだ。
同社のHPの社会貢献の一コマ「明日を見すえる力になりたい。.タイ、ネパール、アルメニア、アゼルバイジャン…。世界の難民・国内避難民に、メガネの寄贈を続けています。
1939年(昭和14)年、樺太で富士メガネを創業した金井武雄は、「モノが見えることで、人生を助けることもできる」、と口癖のように言っていました。戦中戦後の激動を乗り越えて創業45周年の年である1983年、私たちは、「これまでにさまざまな方から受けたご恩をお返ししたい」という強い思いから、世界各地の難民や国内避難民の方々にメガネを贈る活動を始めました。

現地の情報も不十分のままの手探りのスタートで、多くの困難に直面しましたが、メガネを手にした方々のはじけるような笑顔が活動を継続するエネルギーとなりました。見える喜びは世界共通です。「見える!」「ありがとう!」、心の底から発せられるそんな言葉を受けるたびに、私たちは、これからもお客様への感謝の一端を、この視力支援ミッションに向けていく意義と責任を実感しています。今日まで社員が現地に飛び一人一人の目に合ったメガネを数十万人に無償で提供しているのだ。社員の優しさはそんな体験から出ている。

2番目は、千葉県の房総半島の風光明媚に位置する、「亀田総合病院」さん。入院する必要がない方も滞在したい病院だ。医師・看護士・看護婦さんも遠いが勤務したい病院なのだ。
理由は2を見てのお楽しみ、最近、こんな病院(に近い)が出ている。
飯がまずい病院も多いが、メニューを作る管理栄養士に「喰ってみろ」といいたい人も多いと思う。当然、この病院はそうではない。創る・食べる喜びがある。

3番目は埼玉県日高市の「サイボクハム」さん。坂本教授は東の「サイボクハム」、西の三重県伊賀市の「もくもくファーム」と言う。
現在、我が国のカロリーベースでの食料自給率は39%、先進国では極めて低い。
異常気象が続いている。全世界で食料不足になれば日本に輸出しない。

「農業のディズニーランドを実現する。」「日本人の食料不足をなんとかしよう。」
創業者の笹崎さんは昭和20年の終戦をフィリピンで迎える。
当時は捕虜になるくらいなら自決した方がましという時代。

笹崎さんの司令官は「責任をとるのは私一人でよい」とかろうじて帰国する。
戦前から成功する経営者は、①戦争、②大病、③監獄=当時は監獄でもいつ殺されるか分からないとという時代。
①戦争の生き残った方で素晴らしい経営者を輩出している。
今や埼玉のディズニーランドである。
ディズニーランドを目指す経営者が多い。
絶版のようだが、平成24年に96歳で大往生した創業者の著「夢づくり人生九十年」がある。
二宮尊徳、安岡正篤等の教えを大切にしている。

4番目は長野市の長野県庁の横に本社を構える。
社員数350名、2に掲載されている社員数は平成12年で30人、平成17年が151人。
HPを見ると日本全国に海外に営業所を持つ。

平成5年に夫婦でワンルームマンションで創業した。医療機器を扱う。
病弱のお母さんを助けたいが、当時の病院等の対応は酷かった。

この4社からも「夢」の大切さを気づかされる。

修士2年の知野 進一郎です。

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