中小企業白書~イノベーションと販路開拓

中小企業白書を勉強しています。

今日は、中小企業・小規模事業者におけるイノベーションの取組(2015年度中小企業白書P106~121)より

中小企業・小規模事業者が新たな商品・サービスや新奇性に富んだアイデアの発案や技術を行うためのイノベーションや、そうした商品・サービスを活用した販路開拓について。

「イノベーション」とは、「プロダクト・イノベーション」と、「プロセス・イノベーション」に分けられます。
「プロダクト・イノベーション」とは、商品やサービスの革新です。
「プロセス・イノベーション」とは、商品の製造方法やサービスの提供方法についての革新です。

「イノベーションの達成」とは、イノベーション活動の結果、収益性の活動、生産性の活動、新しいノウハウの獲得、従業員の能力向上等、具体的成果が得られることを言います。

「イノベーション活動を促進させる取組」には、「部署を越えた協働や社内のコミュニケーションの活性化を行う」「中途採用を行い新しい空気を取り込む」などの組織と人材の活性化、「社外との協働」、「常に新市場開拓を意識した情報収集・分析をしている」「市場での差別化をするための研究・開発をしている」が多い。

イノベーションの活動には、「企画・開発部門」で商品やサービスの強化、「営業・販売部門」で販売力の強化を図るなど、専門の部門が必要である。ちなみに小規模企業の場合は、他者との連携やITによって代替となる仕組みを構築するとよい。

イノベーションに一歩踏み出すために必要としている意見交換の場としては、「定期的に開かれる会合」「不定期に開かれる会合・イベント」と回答する企業が多い。インターネット上のウェブサイトやSNSの意見交換よりも、顔と顔を突き合わせる手法が重視されているのは、ポイントである。
M1 本田 佳世子

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