今、何故「人を大切にする経営」が必要なのか
現在の人手不足は一過性の現象ではありません。少子高齢化にともない、生産年齢人口が長期にわたり、減少し続ける構造的課題なのです。だから、「人を大切にする経営」を実践し、働く人に選んでもらえる会社作りが必要です。と以前小欄に書きました。
今週、地方都市でお会いした経営者と『今、何故「人を大切にする経営」が必要なのか』について、上記に加え、別の観点でお話しました。内容を共有します。
現在、インターネットの普及により、誰もが簡単に情報を入手できるようになったので、支配者や権力者の交代が進んでいます。例えば、私たちが家電製品を購入する場合、以前は、街の家電店で済ませていたものが、家電量販店に移り、今ではインターネットで、お目当ての商品群のユーザーの評価を読み込み、最安値を検索し、通販などで購入することが一般的になっています。
平成18年度総務省情報流通センサスより
このように、消費者の持つ情報量が圧倒的に増えているので、提供者は本質的な努力をし続けなければ、存在価値がなくなり、消滅する傾向にあります。
この傾向は、「消費者」と「提供者」、「為政者」と「市民」、「医者」と「患者」、「先生」と「生徒」、「上司」と「部下」、「経営者」と「社員」など、世界中のあらゆる場で進行していることが実感できます。よって、会社経営においても、「社員」主体の経営をしていくことが必然、必要なのではないでしょうか。という概要でした。
今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。
春木清隆
春木さん
社員の自主的、もっと言葉を分解して考えなくてはと思います。
やらされ感がダメですね。
知野 進一郎