コミュニケーションとは?
こんばんは 佐藤浩司です。
発達障がい者と企業人交流会昨日(2016/8/19)されました。
今回は、コミュニケーションについて、具体的に?と聞かれましたらどう答えますでしょうか?
通常の会話でも理解の仕方にズレがあり、悩んでいる人も多いかと思います。とくに発達障がい者の方々は、それを「生きづらさ」と言っているようです。
交流会のワークショップでは、普段の会話の中で、注意すべきは、聴力、読解力をベースにAさん Bさんの事例をあげ、「ズレ」の原因を特定することをまず行いました。
理解 聴力 読解力
Aさん 80% → 100%
Bさん 30% → 30%
Bさんは、聴いても理解度がアップしておらず、「まあいっか」、「無視している」と会社担当者は、思ってしまっていませんか?そうではなく、発達障がい者の特性として、理解をしているかもしれないがアウトプット(口頭で言うこと)が苦手な方が多いのです。
こういった場合、
■前提として
1、受け入れる気持ちを心に刻む
2、信頼関係を構築
3、彼らの引き出しを増やす
を質問する前に意識をもって彼らと関わっていただくと他の一般社員同様、コミュニケーションが成立していくのではないかと思います。
多様性の社会では、「対話」、「質問力」が重要になってくることが、社員との関係性も出き、労使ともども納得いく形で進められていくのではないかと思います。解釈の違いや理解不足で「まあいっか」とふたをしてしまうことはないようにしていきたいものです。
以下、ワークショップのプロ冠地情様が全自者協に(http://zenjisyakyo.com/)書かれたコラムです。参考になる部分は、多くあると思います。
引用:全自者協ニュース 2016年3月号 より
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誰でも参加は大歓迎。居心地のよさより、風通しのよさを目標に掲げています。
生き辛さを勉強するのではなく、分かち合うのではなく「みんな違ってみんなよい交流」をワークショップしていく会です。
私から見る支援者さんですが・・・正直、以前は同じ人間とは思えませんでした。
支援する側、される側の区別がハッキリしすぎていて、支援者さんの人間味よりもシステムの方が色濃く出ていた、ということだと思います。
生き辛さや人間関係の悩みを持つ一人の人間として、「一緒にみんなで楽しく成長する」ワークショップに参加してほしいな、というのが私の願いです。
同じ成長を目指す同志として、自分らしさを表現し合う関係だからこそ、生き辛さを抱えた当事者の想いを受け取ることができるのです。
イイトコサガシは複数の就労移行支援機関のプログラムとして、ワークショップをぎせて頂いておりますが、支援者きんの感想で一番多いのが「イイトコサガシ。ワークショップはナチュラルなアセスメントになっていますね。相談の中では聞けなかった話が、たくさん出てきてびっくりです」だったりします。
生き辛さの話ばかりだと、自分の苦手克服の話ばかりだと、就労・自立に関する話ばかりだと、気が滅入るのです。
やはり、自分の可能性、夢、好きなことから始まるコミュニケーションが充実するからこそ、その勢いで色々な意見が出やすくなるのです。
社会のモノサシ(評価)ではなく、皆で相互応援していく場を、当事者と一緒に創って頂けませんか?私はその過程にこそ、社会適応の経験値があるのだと、確信しております。
しかしそもそも、イイトコサガシ・ワークショップとはなんでしょう? 漢字で説明すると『相互成長試行遊創』相互成長を目指して、試行錯誤力の土台を遊び心で創る、となります。
逆にすれ違いやすい箇所を、明確に強調するなら「答え、スキル、コツを獲得するための会ではない」となります。
言葉では10%も説明できないのが、イイトコサガシの魅力でもあり弱点です。なので、まずは参加しないとよくわからない…という大前提で、説明してみますね!
■大切にしていること
1.イイトコサガシから始まるコミュニケーション
よかったところを相互に探して、気持ちで応援し合うのがイイトコサガシの真骨頂。
評価し合うのではなく応援・・・に着目して下さい。
2.試した時点で大成功・大成長
社会のものさしも、他人との比較も必要ありません。経験そのものを味わい尽くすことが重要だから、です。
新しい人、環境、価値観、方法に対する恐怖感を減らし、好奇心を増やしましょう。
3.自分らしきの模索
自分の目指したいものが脆弱な人は、あらゆる事柄でぶれやすくなってしまいます。 自分らしきを、色々と試した後の違和感から見つけていきましょう。
こだわりや自己嫌悪を柔軟に昇華させるキーワードはインスレーションの活性化なのです.
4.全力投球の完全燃焼が可能な場
本当の気持ちで試し合える、貴重で費沢な時間・・・それがイイトコサガシ。
脳みそとハートを120%フル回転…余力を残さず出し切る、開けてみる。その経験なくして、さじ加減はわかりません。
5.可能性の種まき
成りたい自分、夢、未来に向かって、多種多様な種をまきましょう。すぐにわかりやすい花(成果)が咲くことは稀、です。
試行錯誤という唾を、時間をかけてじっくり育ててみませんか?
6.大好きななにかで、自己開示。表現
コミュニケーション力を成長させるためには、自分だけが楽しければよいや、ではなく…「自分の大好きなものを、色々な人に楽しんでもらうにはどうしたらよいか?」を極める必要があります。
7.化学反応という名のインスピレーション(閃き)が目的
色々な人が疑心暗鬼なしに、楽しく自分をさらけ出しあう純粋な場だからこそ、理屈を超えた直感が冴えるのです。
こだわりや自己嫌悪を柔軟に昇華きせるキーワードはインスピレーションの活性化、なのです。
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佐藤さん
教える側に教えてやる意識があるように思います。
共に学ぶ姿勢が共に必要だと思います。
知野 進一郎