坂本先生の言葉
今年の1月、ゼミの中で坂本先生が話された言葉。ほとんどの日本人が知っている大企業の創業者と対談の際、「先生の5年後の夢はなんですか?」と聞かれ、「5年後も社会が必要とする人財であり続けたい。」と答えたら、「そんな小さな夢ですか。」と言われたそうです。
私たち坂本門下生は、先生が、5年後も社会が必要とする人財であり続けるために、どれほどの努力をし続けているかを先生の背中と心から感じ取っています。多くの門下生は、人生の修羅場を経験し、人の弱さや狡さ、素晴らしさを腹一杯味わってきた人たちです。そんな門下生が、師事する坂本先生の言葉には重みがあります。
また、坂本先生は「命を削るおもいで本を書く」とも言われます。昨日(10月14日)、坂本先生とフコクしんらい生命の選抜チーム、坂本研究室が著した「さらば価格競争」という本が出版されました。この本のあとがきで坂本先生はこう書かれています。(以下引用)こうした「誰かの犠牲の上に成り立つ経営」が正しいはずはありません。それどころか、人の幸せ実現のために存在する企業経営が、逆に人の体ばかりか心までむしばんでいることは明白です。経営者をはじめとする組織のリーダーは、自身はもとより、社員をはじめとする関係する人々を「幸せにしたい……」と切に願うならば、価格競争型経営をやめない限りは、永遠に困難といっても過言ではありません。(引用以上)
執筆メンバーが、業種・業態や規模・地域が異なる企業を直接取材した非価格競争で結果を出している21社の企業事例と「非価格経営実現のための8つのポイント」が書かれている本書は、企業経営にかかわる方やリーダーの今後に参考になるものと思います。
今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。
春木清隆
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