一番苦しい時に助けられた方への恩を忘れない
15日に商業界から出版された「さらば価格競争」に掲載された21社は、元アマゾンのカリスマバイヤーで我が国を代表するビジネス書評家として雑誌、新聞、TV、ラジオ、ネットで活躍されている、あの「土井 英司」さんからお褒めをいただいた。
同時に、先日、フランスで流行のショップをいくつか見学してきて、価格競争の時代は終わった、と心から思い、代わって、大事になっているのは、「誠意」と「品質」というさらにステップアップするキーワードを教えていただいた。
3年半前の定年退職まで36年間お世話になったTKCの創業50周年記念感謝祭が10月21日に開催され社員OBと招待され参加した。何回か開催され発祥の地の栃木県が締めくくりのようだった。
開始前に、お世話になった飯塚真玄取締役会長にお礼の挨拶をした。「よく来てくれた」の言葉は嬉しかった。
現在は、TKC会員会計事務所が9300事務所で11000名の会員、地方公共団体のお客様は900市町村になり社員数は2300名と言う。私が入社をした時は320名足らず。
角一幸代表取締役社長から感謝状が常陽銀行の寺門取締役頭取と栃木県那須塩原市の君島市長に渡された。
50年前の創業時から5年間は資金繰りが大変だった。現・飯塚真玄取締役会長が地元の銀行に日参したが、貸してくれず茨城県の常陽銀行に救っていただいたからだ。
成功する経営者の7割は創業時に資金繰りで苦しむ。貸してくれた銀行(員)は大切にする。
市町村業務の一番目のお客様は黒磯町だった。厳しい経営の中で明るい灯火となった。合併により、那須塩原市になった。
災害時には日本だけでなく世界でも「救缶鳥」が活躍するパンのアキモトのお膝元だ。
来賓の祝辞では、静岡県牧ノ原市の西原市長も登壇された。TKCの市町村業務の最先端のシステムを利用されているようだ。
法政大学大学院 坂本光司教授が会長を務める「人を大切にする経営学会」の首長の会員第一号だ。
市長の考えや市の情報は、自らのFacebookに投稿されている。
TKCは100年に向けて51年目のスタートを切った。
掲載された21社の中には、TKCより歴史のある企業もあるが、一番苦しい時に助けられた方への恩を忘れない点は共通しているように思う。
平成7年には飯塚育英会が設立された。返済不要で、1592名に18億8千万円が支給されたと言う。立派な社会人となって「世のため人のため」に活躍してくれるだろう。
規定の中に「栃木県内の高等学校又は特別支援学校高等部(以下、「高等学校」という。)を卒業見込みの人で、平成28年4月に4年制以上の大学に進学を希望する人の条件もある」。
「特別支援学校高等部」も入っている。障がい者のことも考えていた。凄い育英会だ。
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