盛高鍛治刃物さん
さらば価格競争
31〜54Pは、伝統ある企業のホワイトローズ、盛高鍛治刃物、万年筆博士だ。
いずれも廃業もあるかもしれない筆舌し難いどん底から這い上がった企業だ。
「盛高鍛冶刃物」さん、
坂本先生の「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」を手にして勇気づけられた日からまさかこんな風にご著書に載せていただく日が来るとは、とても信じられない感謝の気持ちでいっぱいでございます。
奥様の盛高明子さんのメッセージだ。法政大学大学院、坂本教授やゼミ生を主にした本に運命を変えた方も多いと思う。
ご主人の盛高経博社長は44歳、紹介した21社の多くの経営者は若い。
この世代は、平成バブルを数年見て、バブルショック、リーマンショックの厳しい世代。
明子さんは英語ができて、HPを英訳し2007年にはリニューアルして、包丁の評価が高く口コミで流れ、2011年9月に「ウォール・ストリート・ジャーナル」で取り上げられることが爆発的人気を呼んだ。
陽を見るまでは苦しかった日々が続いた前提がある。
平成バブル期で企業に高い給与で引っ張り凧の世代は甘いかもしれない。
当時は家具、複合機、ビジネスホン、。。等、「提案はいい。何でも良い。早く納品して請求書を送ってこい」と言う世代だ。
甘い世代なので転職するのも早かったような感じがする。
平成生まれの世代は、リーマンショック、3.11と暗い世代だ。
10年前ぐらいから簡単に儲かるテクニックだけのセミナー等が多いと感じる。
平成生まれの世代が乗せられやすいと危惧する。
そんな平成生まれの方も盛高鍛冶刃物さんへ入社するとすくすく育つ、社長始め社員の皆さんの笑顔の写真を見るとそんな感じがした。
同社のHPは良くできている、1回は研ぎ直し無料券付き。
社長、副社長、、、、。皆さんの笑顔から、あの鋭い「刃」のギャップに感心する。
HPを見ると、今、注文すると8か月後のこと。NHK出演後とあるが、「さらば価格競争」が拍車をかけているかも。
社名の「高」は文字化けする可能性があるので「高」とした。お許しをいただきたい。
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