本日と明日は天気が良さそうだ

今日から明日は「人を大切にする経営学会」の本日は2社の企業視察(2週間前に満員)、あすは中国支部のフォーラムで160名だがまだ大丈夫だ。
昨日だったら、大雨・強風で本日は中止だったかもしれない。
本日と明日は天気が良さそうだ。

昨年か、台風で博多に行く予定だった。結果として飛行機組は飛んだ。JRは広島駅でストップし、数時間動かないと見て改札を出てすぐのホテルのレストランに飛び込んだ。タイトルは忘れたが2冊の本を読んだ。
坂本ゼミ同期の春木さんも広島駅内にいるらしい。

動きそうのアナウンスでダイヤにない新幹線が動くらしい。そのホームで待った。一か八かグリーン車に乗った。
トラブルなのでグリーン料金を取ったら抗議のSNSの投稿が予想されるのでグリーン料金はとらないとの見込み。結果としてとらなかった。坂本教授も山の中で講演してク゜リーン車に乗ったらしい。
博多駅に着く。いか刺しが大好物の教授、河太郎が集合場所だ。飛行機組はすでに食べ始めているらしい。
教授、見事な?裏技で我々より早く到着。

東京での「中小企業論」で「君たちは透き通った透明の烏賊は食べたことがないだろう」と教授独特のいじめでありストレス解消の話しがあったらしい。先日、河太郎でない店で透明のイカ刺しを安く食ったという返礼の投稿があった。

10度くらい紹介しているが、教授60分の講演の後、50分の講演の荒木社長のエピソードは読んで参加して欲しい。本を含めて、似たような話が出ると思うが、より実感があると思う。

定員200名なので、当日まで拡散させていただく。

「人を大切にする経営学会会員でなくても、全国から参加できる。

6月23日(金)13時-16時45分 

県立広島大学 サテライトキャンパスひろしま 501・502大講義室

広島市中区大手町1丁目5-3
<アクセス>路面電車 本通下車 徒歩5分 紙屋町西 徒歩3分
http://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/satellite/accessmap.html

内容:
【講演1】 13:30-14:30「いまこそ人を大切にする経営が企業を救う 」
      人を大切にする経営学会 会長
      法政大学大学院 教授 坂本 光司 氏

【講演2】 14:40-15:30「社員本位による気が組織の活力を生む」
      人を大切にする経営学会 理事
      島根電工株式会社 代表取締役社長 荒木 恭司 氏

【パネルディスカッション】
      15:40-16:40 世のため人のため社員のために幸せを育む経営を考える

パネリスト
萩原工業株式会社 代表取締役会長 萩原 邦章 氏
もみじ銀行 専務取締役 神田 一成 氏
セリオ株式会社 代表取締役社長 壹岐 敬 氏
法政大学大学院 教授 坂本 光司 氏
島根電工株式会社 代表取締役社長 荒木 恭司 氏

コーディネーター 
人を大切にする経営学会 理事
岡山大学 地域総合研究センター長・教授 三村 聡 氏

参加費:  会員  1000円
      会員外  2000円

◆懇親会
17時-18時30分 
サテライトキャンパスひろしま近隣会場 
参加費: 3000円

◆参加申込み
下記URLからお申し込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S52548753/

詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://goo.gl/nuOk7m6月23日開催の中国支部設立/公開フォーラムでご登壇いただく企業とご講演者についてご紹介をさせていただきます。

島根電工と荒木社長の紹介をさせていただく。

【講演2】島根電工株式会社 
代表取締役社長 荒木 恭司 氏(以下荒木社長)

島根電工株式会社は、名前の通り、島根県に本社を置く昭和32年設立の電気工事業を営む会社です。
島根県の人口の69万人、隣の鳥取県57万を合わせても約126万と人口減少が続いています。
県民所得も全国下から数えて1番2番。同社は、傍目に
は市場として厳しい山陰の2県に根をおろし、あえて出ていかない地元密着企業です。

建設業界は、少し前の東日本大震災の復興需要、現在の東京オリンピック需要など、一部の地域では活況といった面ですが、業界全体として、バブル崩壊以降、建設市場は縮小していています。
建設投資は、平成4年度のピーク時約84兆円が平成23年約42兆円。公共事業も同様で、平成7年35兆円から平成23年17兆と何れも半分に減少しています。

こうした厳しい環境下において、島根電工、平成26年度には売上155億と、平成2年のバブル期売上82億と、向かい風の中、2倍近くまで成長させたのが、今回、ご登壇いただく荒木社長です。
こうした驚異的な実績を残した荒木社長ご自身と、島根電工の改革についてご紹介します。

荒木社長は、島根県雲南市の国鉄職員の父親と専業主婦の間に生まれました。
東京の私立大学の在学中に芸能プロダクションでアルバイトしたご縁で、そのままそこに就職しました。
しかし、わずか4カ月で島根に戻ることになりました。堅い仕事の父親が、荒木社長が住んでいた東京のアパートの荷物を勝手に地元の実家に送るという強行手段に出たからです。
荒木社長がやむを得ず地元に戻って、父親の紹介で就職することになった会社が、現在、代表を務める島根電工です。

しかし、文系で、好きで入った電気工事業界ではなかったことに加え、正義感が強い荒木社長は、入社4年目にして事業部長と衝突することになりました。
事業部長が遅刻常習者の社員に対して戒めるために、玄関に「遅刻者は出社に及ばず」の張り紙を見て、荒木社長は事業部長に抗議したのです。
押し問答の末、何とか紙ははがしてもらったものの、その後も対立が続き、すっかり嫌気がさし辞表を出しても受け取ってもらえませんでした。
どうしたか?破天荒な荒木社長は、なんと、沖縄県石垣島へ生き、3ヵ月間無断欠勤という傍目から見たらとんでもない行動に出たそうです。

その後、妹から「捜索願いが出されるよ」といった連絡を受け、渋々島根に戻りました。
首になるのは当然と思い、退職の挨拶に当時の社長のところへ行くと、「いつから来るんだ!」と言われて荒木はパニックになり、思わず「明日から来ます」と応えて今に至っています。

その後も、出世も同期と比べて遅く30歳を過ぎても平社員でした。
30歳で主任になってからは実績を残してハイスピードで昇り詰めていきますが、こうした過去から、松下幸之助が言った「鳴かずんば、それもまたよし、ホトトギス」が組織の本質であると思うようになったと言います。
人にはそれぞれ持ち味があり、自分がそうであったように、全員が優等生である必要もなく社長になれるわけではありません。
もし、社長を全員が目指したら、かえって組織はぐちゃぐちゃになってしまうと荒木社長は言います。

荒木社長が初めて営業所長になったのは出雲市です。出雲は、地元意識が強く、松江に本社を置く島根電工としても簡単に取引が広がる市場ではありませんでした。
何度も、役所やゼネコン、設計事務所を回っても相手にされません。
行き場がなかった荒木社長が始めたのは、ビルや店舗のオーナー、企業、工場の施主などエンドユーザー営業です。
この経験が、現在、島根電工で売上の半分の70億を超えるまで成長した「住まいのお助け隊」のヒントになっています。

荒木社長は、最終的に11年間出雲所長として頑張り、就任時3億円だった売上を8倍の24億円にしました。
出雲で実績を上げた荒木社長は、平成8年の48歳の時に、営業を統括する常務取締役として本社に戻ることになりました。
前年の平成7年の公共事業は35兆円と、過去最高を記録していましたが、荒木社長は出雲営業所長時代から大型工事頼みの体制では、いずれ厳しくなるだろうと予想していました。
実際、平成13年小泉政権になり公共事業は急激に減少していきました。
そのため、常務になってからは、ことあるごとに小口工事へのシフトを訴えましたが、数千万数億といった工事が中心だったこともあり、「3万、5万といった工事を何件取れば、件名工事(大型公共事業・ゼネコン工事)と同じ売上になるんだ?チマチマしたことなんかやられるか!」といった具合でした。役員会議を始め反対ばかり。

そこで、荒木社長は、水面下での「小口工事」に舵を切りました。エンドユーザーや一般家庭を対象にした小口営業部隊をつくり徐々に事業転換を図っていきました。
公共工事入札とゼネコンや工務店への御用聞き営業から、一般家庭から直接受注をもらう営業への切り換えは容易ではありません。
赤字であっても大口の受注が優秀と周りから賞賛される文化を変えるために、荒木社長は各営業所長に「営業が大口の仕事を取ってきたら外で喜べ。
逆に、新規開拓で小口工事を取ってきたら、社内でスター扱いしろ」と根回しをして回りました。
こうした地道な積み重ねで徐々に価値観を変えていき小口工事をメインにしていきました。

小口工事への改革が功を奏して売上を伸ばしていきましたが、荒木社長は売上100億、利益5億があれば充分であると言い切ります。
なぜなら、あまり、売上が上がってしまうと忙しくなるからです。
多くの受注があると、残業をしなければならなくなり、社員が家族と過ごす大切に時間が奪われてしまうからです。
取引先も同じで、下請け、孫請け、職人が納期を守るために、休日も取れずに働かなければならないのであれば、何のための経営かわからなくなります。

「腐った肉を食べるな!」は、荒木社長がよく口にする言葉です。

社員や取引先の幸せを考えたら、腐った肉を食べるような経営を続けることは経営者として失格だと言います。
しかし、まだまだ、頭でわかっていても、なかなか新しいビジネスモデルへの転換ができず、今の事業の、売上・利益を優先してしまっている企業も多いのが現実です。

しかし、戦略の失敗を戦術でカバーすることはできません。戦術でカバーしようとすれば、社員や取引先の負担が大きくなるのは当然です。
経営者の仕事は、坂本会長が提唱する5人の幸せの追求(社員とその家族、取引先とその家族、お客様、地域・社会、株主)の経営の目的を土台に置いた上で、時代や環境変化を見て、社員や取引先などの関係者が頑張れば結果が出るような方向づけです。

今回は、官公庁、大型工事中心の事業から小口工事に転換しながら、バブル期の2倍の売上を達成し、さらに、成長し続けている荒木社長に、中国支部設立/公開フォーラムにてご登壇いただきます。
多くの学びがあると思いますので、是非、ご参加ください。

★下記からお申込みができます。
  URL https://ws.formzu.net/fgen/S52548753/

★今回の中国支部設立/公開フォーラムのご案内は、下記のページをご覧ください。
  https://goo.gl/nuOk7m

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