子育ても介護も管理職にとってプラスに
子育てをすると、子供と向き合った失敗や成功も含め、喜びや痛みの体験は、人間力として血となり肉となります。結果、管理職として部下の育成に当たるときなどは、育成のコツが自然と身に付いていたり、部下の成長こそが喜びや使命だと心から思えるようになったりします。
また介護の体験は、生命を預かることからリスク管理意識が醸成されたり、細かいことに目配り気配りができるようになったりもします。そして高齢者と共に人生の最終章を見守ることからは、物事を短期的でなく長期的に、部分的でなく全体的に見ることも学びます。
つまり、子育てや介護体験は、人間を成熟させるといえると思います。子育てや介護休暇から復帰した女性をそのような目で見ていただきたいのです。
「女性は、子育てや介護休暇を取るから戦力外だよなぁ~」の考え方ではなく、「子育てや介護体験をして人間力を付けてきたんだなあ。今度は部下育成の仕事を任せようか」と、人財育成担当者のポジションを前向きに検討してほしいと思います。
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