島根合宿で見えたビジョン

本当に1分1秒たりとも無駄のない、ぎっしりと詰まった合宿でした。

世間的には日本でいちばん辺鄙な過疎地域というのが島根の評価でしょうが、
そんなことは関係なく、島根の方々は自分たちの故郷をこの上なく愛して、
心の底からいい社会をつくろうとしていることが、お会いしたすべての
経営者の方から感じました。

神の国のプライドがあふれていて、日本人としてうれしくなりました。

とりわけ「中村ブレイス」さんは、もう会社の概念を超えた領域に達して
いて、まさに神がかっていました。
当方が研究想定していた「理念経営」のはるか上を実践されていて言葉
を失いました。どうすれば、あの領域に到達できるのか、新たな研究課題
が与えられたようです。

それから、坂本先生が日々、身骨を砕いていただいているおかげで、今回、
奇跡的に訪問が実現できた電気設備工事の会社さんも、とてつもなく素晴
らしい企業でした。

「父母懇談会」「社員の通信簿」

聞いたこともない経営人事の実践が行われていてたまげました。

理念経営をされていることはすぐに分かりましたが、そのユニークさ
が際立っていました。

そのほかにも農業に転進する挑戦を続けている建設業の経営者やお菓子
をつくりはじめたIT製造業の社長や氷点下8度でも凍らない電子レンジの
逆をいくような氷冷機を開発した会社の社長といった方にお会いし熱い
思いをガンガン浴びてきました。

今回の合宿で感じたことがあります。
世の中、ものすごい勢いで地殻変動が起きているということです。
人を大切にする「理念経営」は当たり前の時代が必ず来ます。

理念経営を実践した上で、これからの世の中に必要とされるサービスや
商品をうみだし、地域貢献、人づくりなどどれだけ社会の役に立つこと
ができるかによって、これから存続できる企業かどうかが決まってくる
と感じました。それが坂本先生が仰るところの「有効供給」ということ
だと腑に落ちました。

「理念経営」プラス「有効供給」

これが21世紀で成功する企業のキーファクターになるとビジョンが
はっきりと見えてきました。

世の中の変化に気づいて、あっと思って変わろうとしても理念経営の
即席は絶対に無理です。ましてや有効供給なんてありえない話です。

5年後には、「中村プレイス」さんのように、会社という概念を超えた
新しいスタイルの経営を実践している企業が誰の目にも認識できるくらい
に増えていると予測します。

その時になって理念経営をしようとしても手遅れです。
雇用の流れもお客様の流れも完全に変わってしまっているからです。
ここ1、2年がターニングポイントです。

変わることは他の誰にもできません。
自分自身しかできないことです。
どうか、ご縁があって当ブログお読みくださっている経営者の方には
気づいていただきたいと心から思っています。

(月曜担当;小林秀司)

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