新型インフルエンザ対策で会社の品格がわかる
国民の5人に1人が新型インフルエンザに感染するという衝撃の見通しを厚生労働省が立てていることがわかりました。
しかも感染のピークは9月下旬から10月とあっという間に列島に広がっていく模様です。
大半の患者は軽症で回復する見込みとしています。
しかし、ウイルスの病原性が変化したり、薬が効きにくくなる耐性が出たりすると、流行の規模が大きくなる可能性があるとして、その場合、国民の3割が発症し、約95万人が入院し、19万人が重症化するとしています。
最悪、会社で3人に1人が罹患する恐れがこの数か月の間に起きるかもしれないということです。
これはかなり深刻な問題です。
実際、最近当方の事務所にも「社員の家族が新型インフルエンザに罹患したがどうしたらいいだろう」といったようなご相談が相次いでいます。
労務管理に直結する問題ですので臨戦体制をとっています。
糖尿病や、呼吸器等の既往症のある人が重篤化しているのが顕著です。
社員にそうした既往症があるものが罹患した場合にはとくに留意が必要になります。
咳などの異変を感じて数日後に高熱、そして意識混濁というパターンが多いようです。
★発症したら
発熱をしたら、地元の「発熱相談センター」に連絡をして発熱外来のある病院を紹介してもらいましょう。
全国の発熱相談センター
目に見えない対策ですので、非常に苦労をします。
新型インフルエンザ対策については、自社の利益だけを考えることななく、社会性を考えて各社対応することが求められます。会社の品格の見せどころといえるでしょう。
万一、この秋にパンデミック期が到来したとしても、皆様の職場におかれましては、どうかご無事で乗り越えられますことを心よりお祈りしております。
(月曜担当;小林秀司)
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