ラジオ

野口具秋です。

車を使って外回りをする営業マンなら、誰でもラジオなしでは
考えられないと思う。
関東圏では、特に優れたパーソナリティー・DJのおかげで、
ラジオは楽しい時間や貴重な情報の宝庫ともいえる。
吉田照美、玉置宏、大沢悠里、野末陳平、大竹まこと、テリー伊藤、
小沢昭一など昼間のラジオで功績のあった方が、今でもこよなく
ラジオを愛し活躍しているパーソナリティーです。
どのくらいの方を知っているでしょう。

生まれた2人目の孫の初顔を見るために朝、車で出かけた。
やたら英語を振りかざす、日系のDJを前面に押し出すFM局の態度
に腹が立ち、思い出してAM局を聞く。
懐かしいパーソナリティーの声が流れてきて、営業マン時代のことを
懐かしく思い出します。
相変わらず、毒蝮三太夫のきわどい悪口が周りの聴衆の笑いを
誘っています。今なお健在でした。

ふと聞き触りの悪い声が聞こえてきました。
ろれつが、よく回っていないが楽しそうにおしゃべりをしているのです。
永六輔さんでした。「だれかとどこかで」という花らっきょうでお馴染み
の「桃屋」提供の超長寿番組です。
少なくとも数10年は続いている番組です。
永さんに何があったか知りません。お相手は遠藤康子さん。
1万回を超える長寿番組です。

白髪まじりの3分刈りで粋な江戸弁を話す永さんは、昔から庶民感覚
で日本中を旅して歩いた放送作家でした。
偶然、隣り合わせた名古屋のうどん屋で声を掛けたら気軽に返事を
くれた人でした。
不自由な体になっても多くの方に生きる勇気を持つようにと出演に
励んでいると想像しました。
お相手の遠藤康子さんはぴったり息を合わせます。

生まれてきた新しい生命、摂理で老いる人生。様々な老い現象を
感じつつ流れていく今を思っています。

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