年の瀬 第二弾
25日風邪ひきの体にむち打って、(株)アメデイアさんの訪問へ同行させていただきました。同じ静岡のご出身。ご自身が全盲でいらっしゃいますが、一人の経営者として、お話くださる言葉のいくつかが印象に残りました。
① 私は傲慢な経営者でした。こういったハンデをおっていてもそこそこがんばっているじゃないとどこかで思っているところがあったと思うのです。
② 補助金は元は貴重な税金です。きたない取り方をしてはいけない。本当に必要な研究にあとすこしお手伝いしてほしい、その少しの手助けでなくてはいけない。
③ 創業15年たって、はじめて自分は経営者ではなかったと気づかされました。たしかに倒産はしなかったけれど、実質は一度は倒産していたと思います。良いお仲間、よいお客様にささえられてきただけ、だからこそ今、真剣に経営者になろうと努力しています。
((株)アメデイアさんは、相当数の株主がおいでです。本来の株主は配当を求めるだけでなく、自身ほれこんだ会社へ小口でも応援する、これこそが本来ではないのでしょうか?)
④自分の商品のマーケットは狭く、厳しい世界だと感じていましたが、他の経営者と交流をもつようになってから、他はもっときびしい。うちはニッチな市場だけれど、競争相手もすくない、まだまだ努力がたりないと感じました。
社長は、目の不自由をのりこえて、一度は教職に就かれながらも、コンピューターとの出会いから、この技術革新は、かならず視覚障害者に革命的な転機をもたらすと確信し、教職をなげうって研究され、音声・拡大読書器を開発されました。
私は、アメデイアさんのお話をうかがってぜひお邪魔したいとおもっておりました。それは、昨年グアムで挙式をされたお客様のご親族、ご友人の大団体をうけさせていただいたのですが、その中に全者の方がおいでになった時のことがわすれられないからでした。申し込みの時点でお伺いしておりましたが、ご両親も健常ですし、なかまがフォローしますから、特別な配慮は必要ありません。とお聞きしておりました。
周りの方も本当に自然に接していらっしゃり、ほとんどそれとはきづかないほど自然でした。私は思いきって、そのかたに聞いてみました。「グアムは如何ですか?」すると。「旅が好きですからこれてよかったです。風がちがいますね。肌にさわる空気も違う。やはり外国ですね。」そう、うれしそうに仰有いました。
あ~、せめて点字の日程表・ガイドブックを用意すればよかった。後悔の思いがずっとのこりました。(実は対応を試みましたが、相当数のページと時間がかかり途中で挫折しました)
当社も年に何度となく障害をお持ちの方の旅行のお手配をさせていただきます。
いろいろ難しい問題もありますが、アメデイアさんへ伺って、なにか自分にできること、応援できることを考えていきたいと思っております。
今年最後の書き込み・・長くなってすみません。来年はもっと良い年になりますように・・・ 小松
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