テディーベアー

野口具秋です。
大阪の実家から運はれて来たぬいぐるみのテディーベアーは何年間位放置されていたのだろうか。ペットが飼えない我が家では、それなりに家族の一員とし大切されてきました。アレルギーが酷いワイフが綺麗にしたいというのです。

仕方なく入浴させることにする。身長100㌢、ウェスト120㌢、体重10㌔の大ものです。浴槽に洗剤を淹れ洗ってやる。浴槽一杯に伸び伸びと巨体を横たえるのです。10年間位の汚れで水が真黒に変色します。そして浴槽から引き上げるのが一苦労でした。たっぷりの水を吸ったテディーベアーはワイフと2人がかりで持ち上げる。介護の大変さをこんなことで実感しました。それでも2人でワッセワッセと持ち上げてお風呂の縁に座らせる。

ここからの問題はいかに体を乾かしてやるかです。考えあぐねた末に、無理やりでも脱水機に入れることにする。懸命に押し込む。頭がはみ出し少し可哀そうだが頭を押えつけて23分我慢してもらうことにする。
その後、ベランダに運ばれたテディーベアーは、昨日の雨がすっかり晴れ上がり快晴で花粉の飛来もなさそうです。仰向けにして大きなお腹一杯に太陽が当たるように向けてやる。スヌーピーの昼寝姿です。きっと気持良いに違いない。のどかな春の陽に私も眠気に誘われる。

元の姿になるのに実に3日を要しました。柔軟剤をたっぷり入れて丹念にグルーミングを施したので元の輝きを取り戻し、今ではリビングの座イスで存在をドンと主張しております。(平成21年4月30日記)

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