障がい者雇用に対する社会的認識が変化してきた

★障害者の解雇15%減

『2009年度に勤め先を解雇された障害者は2354人で、前年度より15.1%減少したことが厚生労働省の調査で分かった。解雇者数が減ったのは3年ぶり。解雇者は、年度上半期が1391人(前年度787人)だったのに対し、下半期は963人(同1987人)と大幅に減少している。(2010年5月10日 読売新聞)』


関連ニュースで「障害者の就職、2年ぶり増」というのが報じられたばかりです。

完全に障がい者雇用に関して社会の肯定的な認識が深まってきていることを実感させられます。
素直によいことであると思います。

障がい者雇用を進めると、その会社に親和力がついてくる効果が期待できるようです。親和力がついてくると接客などのサービスが向上し、顧客満足が高まり結果としてその会社のファンが増えて業績に跳ね返ってくるという‘神の見えざる手’現象が発生するのです。

そのことに気づいた企業が増えてきているのではないかと期待感が膨らみます。

もう一つ。
★障害者「アート展」:周南あけぼの園の15人、山口市で来月19・20日 /山口

『社会福祉法人「周南あけぼの園」(周南市)で活動する人たちの芸術作品を展示、販売する「アート展 BESIDE」が6月19、20日に山口市天花1の山口市菜香亭で開かれる。ハンディキャップを持った人の作品については、大胆な色彩や構図の芸術性が高く評価される機会も増えており、主催者らは「障害という垣根を越えて作品を見てほしい」と呼び掛けている。(2010年5月14日毎日新聞)』


最近、話題の障がい者によるアウトサイダーアート。
山口では上記のような取り組みがされるようです。

先週、障がい者雇用に関する勉強会に参加してきました。
50人の会場は満杯でした。
参加者は大企業の人事部の方が主でしたが、障がい者雇用について熱心に学ぼうとする姿勢にこちらも熱くなってきました。

現場ではいろいろな悩みを抱えています。
雇用の問題で悩んでいるのです。
まさに社会保険労務士の出番であるはずです。

しかし、そこに社会保険労務士の姿は見当たりません。
恥ずかしながら13年も社会保険労務士をしてきた私自身、障がい者雇用の重要性に気づいたのは昨年のことで今、猛勉強中です。

一日も早く皆様の悩みを解決できるパートナーとなれるよう研鑽しなければと思っています。

勉強会でグループが一緒になった方の中で大手旅行代理店に勤務する聴覚障害の方と出会いました。
笑顔の素晴らしい方ですぐに友好的になりました。

会の終了後、早速メールでやりとりをさせていただき次回の坂本研究室障がい者雇用研究会へゲストとしてお招きするオファーをいたしました。

貴重なお話をお聞かせ願えるものと存じます。

(月曜担当:小林秀司)

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