障がい者の働く幸せの創出に貢献したい
すでにメンバーから開所式に参加した報告がされていますが、そのニュース記事です。
★障害者就労:県が支援センター、静岡に開設 環境改善めざし /静岡
『県は21日、障害者の賃金の引き上げを目指す「障害者働く幸せ創出センター」を静岡市葵区呉服町の「5風来(ごふく)館」4階に開いた。長引く景気の低迷で、県内の障害者の求職者数は直近の09年度調査で過去最高を記録。しかし、就職件数は前年度を下回るなど厳しい雇用環境にある。県は「福祉と産業、地域をつないで障害者の就労環境の改善につなげたい」と話している。
川勝平太知事は21日の開所式に出席し「誰もが働き、人の役に立つ幸せを感じられるような志でセンターは開所した。オール県民で支えたい」と述べた。
センターは県の委託を受けたNPO「オールしずおかベストコミュニティ」(坂本光司理事長)が運営する。スタッフ10人が常駐し、障害者の就労全般の相談に応じる。
県障害福祉課によると、県内の福祉作業所などで働く障害者の賃金は、09年度で月平均で約1万3000円(全国1万2600円)にとどまっている。同課によると、障害の程度によるが、1カ月に約20日通い、1日5~6時間作業する人が多いという。センターは11年度までに、この賃金を3万円に引き上げる目標に取り組む。(5月22日毎日新聞)』
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坂本先生が理事長になって推進しているNPO法人「オールしずおかベストコミュニティ」の活動が紹介されたニュースです。障がい者の雇用環境をよくしようと、複数の法人を束ねて、軌道に乗るまでということで理事長をお引き受けになられています。
それにしても障がい者の賃金は相変わらず地べたに這いつくばったままです。
月に1万数千円では人として最低限の生活を出来る訳もありません。
福祉系の作業所では、この異常な事態が長く続いているもので、あたかもそのような状態が普通という認識でいるのではないかと感じてしまいます。
障がい者雇用には経営感覚が必要です。
スワンベーカリーをつくったヤマト運輸の故小倉昌男氏は見事にそれを実現するビジネスモデルをつくられています。
こうした取り組みが増え、成功事例が増えてくることが障がい者の働く幸せ創出になるものと考えます。
障がい者雇用を考えるうえで参考になる書籍です。
『福祉を変える経営~障害者の月給1万円からの脱出』
センターでは、研修会などを通して、障害者の技術力を高めたり、販売方法を見直すことで、賃金増につなげたい考えということです。目下、自分は障がい者雇用については社会保険労務士という立場から猛勉強中です。早くお役に立てられるよう研鑽していきます。
~ お知らせ ~
★坂本研究室公開シンポジウム「人を幸せにする新しい経営指標とは何か」が開催されます!
日時:6月24日13:30から17:00
会場:法政大學塔(ポワソナードタワー)26階 スカイホール
詳細はこちら↓
http://chiikizukuri.gr.jp/blog/2010/05/post-38.html
(月曜担当:小林秀司)
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