抜歯

アラカン(アラウンド還暦)を過ぎると以前では
予想をしていなかったことに遭遇します。
加齢臭(カレー&シチューではない)、わきが、口臭などです。

数日前から歯茎の腫れが引かず、ワイフに「口臭がする」
と指摘され、久しぶりに恐る恐る出かける決心をしました。
道路を挟んだ眼の前にある歯医者ではなく、
1時間半かけて錦糸町まで行くことにします。

東京に転勤してきた頃からのかかりつけの先生で、
付き合いは20年になります。4年ぶりで行きます。
真面目な先生で、
平成3年からのカルテをすべて保管してくれています。
カルテをめくりながら、フンフンと一人で記憶をたどっています。
飛行機事故などで死亡したら、
この先生が断定・証明してくれるのは間違いありません。

気安い関係です。かつてはスキー仲間でもありました。
歯磨きの指導に大変うるさく、納得のいくまで指導をします。
80点以上と初めて褒められた時は喜びました。
何もなくても1年に一回は通院しなさいと口うるさいのです。
レントゲンと診察の結果、結論は簡単でした。
「抜いたほうがいい」でした。

医療用のペンチのようなものを見ると汗が噴き出してきます。
局所麻酔薬を患部の周りに何回も打ちます。
抜歯途中で痛みを叫ぶと、追加で注射してくれます。
その瞬間も針の痛みでどっちが得か考えてしまいます。
点検や保守が必要な体と歳になりました。
口臭などは自分では全く気が付かないのだそうです。
迷惑を掛けていたらお詫び申し上げます。

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