国宝指定に思う
水曜担当の鈴木(良)です。
ご当地静岡にとって嬉しいニュースが入ってきました。
徳川家康を祭る久能山東照宮の「本殿、石の間、拝殿」が国宝に指定されることになったのです。久能山東照宮は、家康が駿府で没した翌年の1671年に、2代目秀忠が1年7カ月かけて建立したと言われています。場所は、久能の石垣イチゴで有名な久能山の頂上にありアクセスは、下から1,159段のつづら折りの石段を登るか、日本平の山頂からのロープウェイの2通りです。
名勝地として、以前から有名な場所でしたが、ご多分にもれず最近では観光客、参拝客の数が減少し、ロープウェイ利用客は、昨年は40万人とピーク時の半分以下となっているようです。石段の入口は沢山の土産物屋、旅館が並んでいたようで、往時の名残が今も残っていますが、今は見る影もありません。
隣の日本平山頂の土産物店、飲食店も全く同じ状況で閑古鳥が鳴いています。観光100選第1位に選ばれ胡坐をかいていた結果ではないでしょうか。
久能山東照宮も国宝指定で観光客の大幅な増加が予想されます。しかしながら、過去の例が示す通り、いつまでも続く保証はありません。いまこそ、名勝地日本平とセットで人の集まる仕掛けづくりを官民一体となって行う必要があります。
なにはともあれ、平成の大修理を終えた豪華絢爛な久能山東照宮にお越しください。
コメントを残す