思うこと

日曜日担当の金森です。
昨日の土曜日、大震災後初めて東京へ行きました。

まず、大丸で用事を済まそうと向かったら
電気は半分消えていて、
エスカレーターも一本のみの使用でした。
店内も節電が徹底していました。

そして、帰りのいつもの時間帯ののぞみは、
震災前の半分くらいの乗車率でしょうか。
とても春休みの東京駅ではなく、
東京―品川―横浜間の車窓がいつになく暗かったです。

しかし、この暗さに慣れると不思議と思い起こされたのが、
ヨーロッパ、特にイギリスやパリ、イタリア、スペインあたり
の夜景です。

どこに行っても街路は暗いですし、
特にホテルの客室は間接照明しかなく、
それも日本とは比べ物にならないくらいの暗さですが、
ゆっくり過ごすのにはこれでいいのかもしれません。

私は経済発展を第一に考えるべきで、
自粛ムードに反対する立場を取っていますが、
一方で、電気などのエネルギーのあり方は、
現在当たり前になっていることを少し考え直す
いい機会のように感じました。

日本人としてこれからのことを考える時、
さまざまな意見があり、
自分とは異なる意見に対しては概して否定しがちですが、
こういう時こそ、否定したものの見方ではなく、
一度はさまざまな意見を全て聴き入れ、
そこから客観的に考えるべきだと思います。

特に、現地に行ってきたという人の意見の中に
過度な意見があります。

事実を前提にものを見極めることは重要であり、
坂本ゼミでも坂本先生のお教えどおり現場主義を貫く姿勢は
絶対に欠かすことはできませんが、
一方で、国民を治めていくということには
一定の政策的なものの考え方も重要でしょうし、
情報も全てを提供することのみが正しいわけではなく、
ある程度の情報操作が大切な場合もあります。

よって、相手の意見を否定するのではなく、
大局的にものごとを視て、
総合的な視野で判断する姿勢を大切にしたいものだと考えます。

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