自分で歩く

今晩は、M2の望月です。

いつもの土曜日の様に高速バスで東京駅に着くと、JR線を乗り継いで学校のある市ヶ谷に向かいます。

その途中の、お茶の水駅で乗り換える時の事です。

丁度ホームの真ん中辺りで一人の車椅子の女性が、到着を待ち構えていた駅員さんの手を借りて、電車からおりました。
生憎その辺りには2階の改札へ上がるエレベータは無く、駅員さんと共にホームの端まで移動します。
年の頃は20代の女性です。白地に青のストライプの入った初夏らしい服を着て、足元はハイヒールの靴を履いていました。
混み合うホームを少しでもスムーズに彼女が移動出来る様にと、自分が邪魔にならない様に体をよけた時の事。僕はハッとしました。

「あっ、彼女は自分の足で歩いてる!!」

駅員さんに押してもらっている車いすの足元で、本当なら足置きに置いている筈の両足を、一生懸命にちょこちょこと動かして、地面を歩いていたのです。
生まれながらでしょうか、全身が不自由であろう彼女。
今日の初夏の日差しのまぶしさが、彼女自身を現している様でした。

体の不自由な彼女が、自分の足で一歩一歩前に進んでいる。
その姿に僕は、言葉では表す事の出来ない、大きな大きなものをもらった気がしました。

明日はコミュニティビジネス論の課外授業で、足利市の「ココファームワイナリー」に現地視察に行ってきます。そこでは多くの障がい者の皆さんが、おいしいワインを一生懸命手作りしていると聞いております。

明日も、多くの学びのチャンスがありそうです。

何かを得る事の出来る毎日を過ごせる事に、感謝をします。

M2の望月でした。

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