めぐる季節

野口具秋です。

ベランダから見える林は一段と緑が濃くなりました。
わずか前は遠くが見渡せたのに。
茂った木々の葉でまったく見えなくなりました。
裏木戸に続く、畑にかかる月光は林を借景とし、
美瑛の田園風景のごとくで「朝霞の美瑛」と密かに自慢しています。
度ごとに立ち止まって悦に入って眺めています。

隣のテーブルから楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
今日の仲間は10人くらい。ゼミが始まって数カ月が経過します。
たくさんの仲間が巣立って行きました。
寂しい時間は、ほんのわずかだったようです。
新しい出会いが楽しい仲間作りを与えてくれます。
どんな話題で盛り上がっているのでしょうか。

いつも横切る小公園に大きな二抱えもありそうな木が6本あります。
随分大きく茂り、枝の広がりはテレビのCMで流れた
「この木なんの木 気になる 気になる 気になる木ですから 
見たこともない木になるでしょう…」の景色です。
何年かの間に大きく太くなり、公園を包んでしまう勢いです。

Sさんが麺の入っているどんぶりを指さします。
話に夢中になっている間に麺が少し伸びてしまったようです。
かまわず、他のどんぶりの汁も足します。
豪快にのどに流し込む様子に、まわりは賛同の声を上げます。
減量が必要な私は呆気にとられ、羨ましく眺めるだけです。

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