中国の新幹線
今、蓼科からブログをアップしています。毎年この時期に訪れています。昨日は、かんてんぱぱで有名な伊那食品工業、奈良井の宿を歩き、今日は、車山高原、八島湿原を散策しました。当地は、少し肌寒いくらいです。
先週の中国視察については、参加された方から感想が述べられていますが、私は、上海から乗車した新幹線についてふれてみたいと思います。
乗車区間は、上海虹橋から義烏まで行きは2時間ちょっと、帰りは3時間弱の道のりです。帰りの時間が長いのは、日本で言うとひかりとこだまの差でしょうか。料金は114元日本円にして1500円弱ですからかなり安いです。
事故を起こした直後だったので、正直心配でしたが乗り心地は非常に良く、最高速度は250kmくらいでした。車内は日本で言うとグリーン車クラスに乗りましたが、シートは一見して豪華ですがリクライニングは機能せず、見栄えが重視される当地らしさを感じました。
上海虹橋駅は、虹橋空港に隣接されていてこれが鉄道の駅かと見間違うほどのスケールの大きさで、空港ターミナルの感があります。乗車の際もセキュリティーチェックが厳しく、飛行機に乗る手続きに似ています。
帰りの義烏駅ではその乗客の多さに圧倒され、座るシートも無くうろうろしていると若者が進んで席を譲ってくれました。どなたか書かれていましたが中国では年配者に席を譲るしつけがなされているようです。我々は完全に年配者に見られていたわけです。
新幹線はまだまだ一部の人が乗るものと思っていましたが、義烏を見る限り一般の方の乗り物の印象を受けました。上海虹橋駅に着いた時、乗った時の場所と全く違うところで、その近代的なホームと設備に再び圧倒されました。
中国に来るたびに、この国の光と影をいやというほど見せつけられますが、これが中国でこの国の発展の原動力であることは間違いありません。新幹線に乗車して中国の一端が見られた気がしました。
上海虹橋駅
新幹線ホーム
義烏駅の人混み
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