Steve Jobs "Stay hungry, stay foolish"
Stay hungry, stayfoolish.(ハングリーであれ、愚か者であれ)
今月は iPhone4S の発売など、Apple に関するニュースが何度も大きく取り上げられていました。
最もインパクトが大きかったのは、Apple の創業者である Steve Jobs が亡くなったニュースでした。
医師から死を宣告された膵臓癌から奇跡的に復活したものの、痛々しいほど痩せ細った顔や体を見る度に、健康が心配にならずにはいられませんでしたが、とうとうこの世から去ってしまいました。
Steve Jobs が亡くなってから、Jobs の有名な演説 “Stay hungry, stay foolish” を改めて聴きました。
今まで何度聴いても心に響く素晴らし演説でしたが、Jobs が亡くなった後に聴くと演説の重みがまったく違って感じられました。
Stanford 大学の卒業式で行なった Steve Jobs の演説 ”Stay hungry, stay foolish”。
まだ聴いたことがない人は是非聴いてみてください。以前聴いたことがある人も、改めて聴いてみてください。
Connecting the Dots (点と点を繋ぐ)
“もう一度言います。未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない。自分の根性、運命、人生、カルマ、何でもいいから、とにかく信じるのです。歩む道のどこかで点と点がつながると信じれば、自信を持って思うままに生きることができます。たとえ人と違う道を歩んでも、信じることが全てを変えてくれるのです。“
Love and Loss (愛と敗北)
“人生には頭をレンガで殴られる時があります。しかし信念を失わないこと。私がここまで続けてこれたのは、自分がやってきたことを愛しているからということに他なりません。君たちも自分が好きなことを見つけなければなりません。それは仕事でも恋愛でも同じこと。これから仕事が人生の大きな割合を占めるのだから、本当に満足を得たいのであれば進む道はただひとつ、それは自分が素晴らしいと信じる仕事をやること。さらに素晴らしい仕事をしたければ、好きなことを仕事にすること。もし見つからないなら探し続けること。落ち着かないこと。“
Death (死)
”私は17歳の時、こんな感じの言葉を本で読みました。「毎日を人生最後の日だと思って生きてみなさい。そうすればいつかあなたが正しいとわかるはずです。」これには強烈な印象を受けました。それから33年間毎朝私は鏡に映る自分に問いかけてきました。「もし今日が自分の人生最後の日だしたら今日やる予定のことは私は本当にやりたいことだろうか?」それに対する答えが「ノー」の日が何日も続くと私は「何かを変える必要がある」と自覚するわけです。”
“君たちが持つ時間は限られている。人の人生に自分の時間を費やすことはありません。誰かが考えた結果に従って生きる必要もないのです。自分の内なる声が雑音に打ち消されないことです。そして、最も重要なことは自分自身の心と直感に素直に従い、勇気を持って行動することです。心や直感というのは、君たちが本当に望んでいる姿を知っているのです。だから、それ以外のことは、全て二の次でも構わないのです。”
Stay hungry , stay foolish (ハングリーであれ、愚か者であれ)
“Stay hungry, Stay foolish. それが、発行者の最後の言葉だったのです。それ以来、私は常に自分自身そうありたいと願ってきました。そしていま、卒業して新しい人生を踏み出す君たちに、同じことを願います。Stay hungry, Stay foolish.”
クレイジーな人たち
自ら創業した Apple からクビにされた経験を、Jobs は頭をレンガで殴られたと例えたほど辛い経験であった。
それから10年後、Apple に復帰した Jobs が始めたのが Think Different キャンペーンでした。
既成概念に捕らわれずに新しいことを生み出し、世界を変えていった人達を称える CM は、今まで見た広告の中で最も印象に残っている CM です。
Jobs 自身がまさに世界を変える”クレイジーな人”を体現していたと思います。
坂本先生の元に集まってきた坂本ゼミのゼミ生達も、きっと”クレイジーな人”ばかりなのだと思います。
そして、そういった人達が世の中を変えていくのだと信じています。
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