農業法人

野口具秋です。

漆黒の朝5時過ぎ、
駅に向かう車の中でけたたましく携帯が鳴ります…。
あまり早朝なのでそう思った。
浜松下車ではなく豊橋に変更の知らせです。
花輪さんの安堵した様子が伝わります。
新幹線の中で藤井さんの眦が少し上がっています。
昨夜から大変だったのです。
大邸宅ゆえのすれ違いでしょうか。

浜松に新幹線が近づきます。
無作法な呼び出し音が鳴ります。
あれ!藤井さんです。緊急事態発生。
誰もいない待ち合わせ場所の水野さんから連絡です。
大して動揺した様子もなくどっかりと座席に座り込みます。
「誰も来ないのでビックリした」と
清水弁で驚いた風もなく語ります。

山内さんも今ちゃんも国産の最高級車で迎えに来てくれています。
自宅の車とつい比較して、あちこちべたべたと触りまくります。
出会いまで少しドラマがありましたが、いい勉強ができそうです。
かつて子どもと夏ごと海水浴に来た渥美半島を
9人を運ぶ2台の車は晩秋の田園風景を南下します。

石黒社長の日本の農業にかける思いや韓国の農政への取組み、
TPPへの意見など2時間半も話をしてくれました。
鈴木社長の障がい者雇用に思う心は、
やはり肌感覚で感じたことが最大の収穫です。
個人で国内出荷の7%を生産する
チンゲン菜生産者の池谷さんを出て昼食にとったのは
陽がとっぷりと落ちた6時半でした。

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