幸福度
水曜担当の鈴木(良)です。
26日付日経の地域総合版に「『幸福度』自治体競う」の記事が大きく掲載されていました。
当坂本研究室が今年発表した「47都道府県の幸福度ランキング」が大きなきっかけとなったことは言うまでもありません。
この調査研究は、坂本教授が述べているように順位付けが目的ではありません。使用した40の指標で、自分のところが、何が進んでいて、何が遅れているのかを認識し、今後の政策に反映してもらいたいことが狙いなのです。
しかしながら、現実は、おらが地域は何番目か、隣の地域に比べてどうか、なぜあの地域よりこんなに低いのかといったところに関心が集中します。これは、決して悪いことではありません。地域の将来、そこに暮らす住民の将来を真剣に考える動きが着実に高まっている証でもあります。
これを契機に、各地域の自治体が中心となって『幸福度』の物差しを研究する気運が高まればと思います。ここで、忘れてはならないことは地域住民の意見を反映させることです。生活現場を忘れた施策には魂が入らず、感動・共感を呼ばないのです。
国民総幸福度世界一で知られるブータン国王夫妻が来日し、各地に感動を与えました。国王夫妻の純真な表情は、かってこの国にもあったように思えてなりません。
大阪大学21世紀COEが2003年度~2006年度に実施した幸福度世論調査と結果が違うのはなぜなんでしょうか?
1位 兵庫県 2位 熊本県 3位 岡山県 4位 滋賀県 5位 佐賀県
6位 福岡県 7位 東京都 8位 神奈川県 9位 和歌山県 10位 岐阜県
11位 山口県 12位 千葉県 13位 三重県 14位 大阪府 15位 沖縄県
16位 奈良県 17位 埼玉県 18位 京都府 19位 富山県 20位 宮崎県
21位 長崎県 22位 静岡県 23位 広島県 24位 群馬県 25位 鹿児島県
26位 新潟県 27位 北海道 28位 宮城県 29位 愛知県 30位 茨城県
31位 大分県 32位 福井県 33位 長野県 34位 栃木県 35位 秋田県
36位 山形県 37位 福島県 38位 岩手県 39位 香川県 40位 山梨県
41位 島根県 42位 愛媛県 43位 石川県 44位 青森県 45位 高知県
46位 鳥取県 47位 徳島県
http://www2.econ.osaka-u.ac.jp/library/global/dp/0829.pdf