四国松山にて・・・ご縁に感謝

先週は、第二の故郷になりつつある四国松山へ向いました。
ある会社で新たに心の研修(理念研修)をスタートさせることと四国恩返しプロジェクトを開催するためです。

松山空港に着いたらいきなりこんなサプライズで出迎えをしてくれました。

うれしくて、うれしくて・・・
この会社は障がい者と密接に関連した企業なので、こちらも気合を入れて空港に降り立ちました。
こんな素敵な会社で仕事ができる喜びをますます感じました。

研修の第1回目というと、何処か引いたところがあったりするのですが、同社の社員の皆さまはすごく感受性が高く、とても滑らかなスタートとなりました。

参加した社員さんの感想です。

「いい会社のつくり方にとても興味が沸いた。」
「普段からしている自分の仕事がもっと大切に思えました。」
「共感することが多い研修でした。大変良かった。」

ありがとうございます。これからの心の時代では、持続可能な経営のためには効率性よりも共感性が大事になります。共感することで人はその会社のファンになり、ファンになったら購入行動をとります。そして顧客となり、やがてロイヤルカスタマーとなり、会社をなくてはならない存在として支えてくれるので永続していくことになります。

効率だけを追う経営では、ロイヤルカスタマーにまでお客様との関係が深化することはまずありえません。心の時代となればそれはさらに顕著になります。

そのためにも社員一人ひとりの共感性を高める人間力が重要になります。
社員の皆さんに人間力向上のための気づきをたくさん得ていただくことが心の研修の目的です。

研修での気づきを皆さんが行動し実践して自信をつけてもらうようにうまくリードして差し上げて、一歩一歩、大切にしたい会社に近づいていってもらうことが自分のミッションです。

翌日は四国恩返しプロジェクトの初日です。いよいよ始まりました。

2008年3月、世に生まれたばかりの「日本でいちばん大切にしたい会社」に出会って以来、研鑽と実践を積んできた永続するための経営人事実践実務ノウハウを余すことなくご提供しようという企画です。

企業経営者だけでなく、市役所や経済産業局、松山市文化・スポーツ財団の方々の参加もいただき、地元では通称コミセンといわれている松山市総合コミュニティセンターで初日のワークショップを行いました。

ほぼ一日プレゼンで体力的に相当の消耗でしたが、参加された企業の皆さんの意識レベルが高くて、すごくやりやすかったです。参加された皆さんも、場の空気感が違うと口々におっしゃっておられました。

幕末の下級武士たちが全国の各地域から輩出して世の中を変えていったように、人本主義の理念経営を愚直に実践して輝きを増す各地域の中小企業が平成の世を変え始めつつあります。

その際、かつては土佐藩がキャスティングボードを握りました。
今、全国に先駆けて地域版「いちばん大切にしたい会社大賞」を創設したのも四国。

http://www.tri-step.or.jp/g-prize/index.html 

歴史的因縁を感じてしまいます。
変革期に四国は重要な役割を果たすように宿命づけられているのかもしれません。

突き動かされるように四国恩返しプロジェクトを企画しましたが、目に見えぬ何かに導かれているような気がしています。

この国は変わろうとしている。
そして当事者としてその変革の中にいる。
その思いを一段と強くした四国松山へのツアーでした。

小林秀司

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