なでしこジャパンに学ぶ次世代経営
ロンドン五輪でなでしこジャパンの活躍が印象的でした。
ミスジャッジや宿敵米国がほとんどノーミスという完全試合をしてきたため惜しくも決勝では勝利できず目的としていた金メダル獲得とはなりませんでした。
しかし、史上初の銀メダルという快挙、そして内容的には集大成といって差し支えのない素晴らしいゲームで有終の美を飾りました。
チームを統率した佐々木則夫さんのマネジメントには、人本経営に通じる考えがことごとく出てきます。
・クライアントは選手たち ⇒ 社員第一主義
・なでしこジャパンというチームは「なでしこらしく」戦い、僕も「なでしこらしさ」を引き出すために仕事をする。サッカーにおける最高の戦術とは、選手が「自分らしさに自信をもつこと」なのだ。 ⇒ 理念経営
・規則や命令で選手をガチガチに管理するのではなく、のびのびと自分らしい感性を表現させたほうが、サッカーはうまくいく。 ⇒ 長所、強みを活かす
・個々のいいところを褒めて、自信とやりがいを引き出す。 ⇒ 褒める文化をつくる
・なでしこジャパンは、このミーティングに非常に高い集中力で臨んでくれていた。 ⇒ 対話を重視
・なでしこジャパンは、誰一人欠けてはならないと全員が思うほど、絆の深い集団 ⇒ エンゲージメント
・『見ている人を喜ばせる選手になりたい』と思う心を育てる。 ⇒ 他喜力
・選手たちが成長するかどうかは、技術や知識ではなく、『決意が本物かどうか』で決まるものだと、僕は思っている。 ⇒ 本気の大切さ
人本主義の理念経営を体感していれば違和感のない概念のオンパレードとなっています。
やはり人本主義の理念経営は、いい組織をつくります。
そして、結果を出すことができるのだと改めて再認識できました。
次世代経営で何が大切になるか、なでしこたちがその身をもって教えてくれているようです。
ありがとう、なでしこジャパン。
写真はTIME誌の表紙を飾った澤 穂希選手
小林秀司
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