中小企業のIT活用事例

先週24、25日の二日間にわたって「ITCカンファレンス2012」が開催されました。このイベントは、ITコーディネータが最新のイノベーション事例や技術の動向等について、知識や実践力を身につけるために行われています。

今年のカンファレンスで得られた成果は、ホームページ活用によるグローバルビジネスの展開というビジネスモデル事例です。

「中小企業IT経営力大賞2012 経済産業大臣賞」を受賞した株式会社メトロール(東京都立川市)様の事例で、そのポイントをご紹介しましょう。

この企業は工作機械用のセンサの製造業です。技術力が高いオンリーワン製品を作っていることが強みです。

まず、このオンリーワン製品を海外の企業にPRするため、英語、ドイツ語、中国語でホームページを構築し、直販しています。さらに、最近流行りのFacebookも活用しているそうです。

また、少量・多品種・短納期を実現するために、自社に合った生産管理システム・パッケージを導入し、700種類のセンサを1個単位で、7日以内に世界中に配送するという仕組みを構築しているとのことです。

このようにホームページを活用して世界を相手に営業し、国内で生産した製品を輸出するというビジネスモデルです。海外生産にシフトするだけでなく、メイド・イン・ジャパンの製品を海外メーカー向けに販売するという発想がいいですね。技術力のある中小企業はこのモデルを参考されるといいのではないかと思います。

ちなみに、この会社のホームページURLはhttp://www.metrol.co.jp/です。(岡野)

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