基本を徹底し、大事にしているリーダー達

皆様 こんにちは。 佐藤浩司です。

某機関主催の障がい者雇用勉強会に参加してきました。
テーマは、「障がい者の戦力化」です。

講師は、某媒体会社の元特例子会社社長で、当時の
特例子会社の収支黒字化にするための苦労話やエピソードを
伺いました。

基本的なことですが大事なのは、1人1人に向き合って、
話を聞くこと、親に状況を小まめに連絡を入れることです。

症状、性別、年齢、家庭環境、地域等によっても異なると
思いますが、本人の症状、親御さん、育った環境、人間関係、
などなど、何人在籍していても個別に対応します。

継続的に雇用するには、収益も出しつつ管理運営を細かく
行うこと、企業側も少しだけ福祉側に向くとより、良い
関係が構築できるとのことです。

話の後半は、現状の障がい者雇用人数、面接時配慮すべきこと
各障がい者の対応、各障がい者の方へ適応する仕事内容や
業務を熱い気持ちで、語られていらっしゃいました。

具体的な1例は、精神系は、発病年齢14歳~18歳の
方が多く、それから病院通い入院になるため、社会体験を
していないこと。そのためにジョブコーチや企業の理解、
協力も必要です。

発達障害の方は、「目」の情報に敏感なので、現代であれば、
webの監視業務が適任ではないか?選別業務は、目で見て
分類する作業を根気強く行なう業務は適任ではなか?など
経験に基づく貴重なアドバイス、かつ、ありがたいお話を
伺いました。

職場環境については、支援機関の重要性、つまり、
本人のためには、ベッタリでも困りますので、企業と
本人の距離感を保つ役割、親と本人との仲介役を
行なうこと、このクッションの役割をしっかりと
行なわなければならないのです。

高齢化、通勤による体力消耗、通信高速化により、
障がい者の方の在宅勤務も有効な対策であります。

普段は、電話とメールで連絡、定期的に本人と面談し、
病状、体調等を直接確認できるので仕事も順調に進め
られますし、彼らにとっては、心労面の通勤負担が無い、
ということが、症状改善にもつながり、本人と会社が
相互に幸せ、かつ、健康で、仕事を安定的に行なって
いただけるどれだけ社会や企業に役に立っている、
という認識も語りかけて、モチベーションもアップする
ことは容易に察せます。

また、2部の情報交換会では、経験値の高い企業が、
これから障がい者雇用を検討している企業へ、不明点等
アドバイスされていらっしゃり、助け合い、利他の心で、
仲間が出来るすばらしい取り組みです。

見方を変えて(比較的成功している会社)みれば、
どの企業もしっかり、やるべきことを徹底して細かく
行なっているのです。

改めて基本の大切さ、徹底さを学びました。
次回も同じ内容であれば、是非、参加したいです。

某機関の皆様、参加者の皆様、心よりお礼申し上げます。

PS,昨日、ソーシャルファームを実践している埼玉福興株式会社へ
視察行ってまいりました!社長の静かで熱い語り口、どんどん
湧き出るアイデアの源泉の秘密を伺って来ました。

人として、尊敬できる人格者です。大山会長も期待されている
方とよくわかりました!その様子が次週アップさせていただきます。

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「基本を徹底し、大事にしているリーダー達」への1件のフィードバック

  1. 佐藤様
    はじめまして、おはようございます。
    ブログ参考になりました。
    ただいまFDAに関わりながら、
    正規就労を目指す軽度精神疾患のものです。
    某機関主催、すごく気になりました!!!
    個別に対応して頂けると、障害者としては思い切って
    仕事に望めるのですごく良い環境です!
    良い記事を、ありがとうございました。
    藤澤 正志
    追伸: 昨日、大宮ソニックシティでの協同労働全国集会・分科会にて
         初めて坂本光司教授にお目に掛かりました。