ソーシャルインクルージョンを構築、ブレない38才のリーダー
進化していく過程は、当日、視察の話の中で、実感できる
ことがありました。例えば、現在、就労継続支援B型ですが、
最低賃金のA型と工賃1万円の人もいる。理想的には、
そのA型と1万円の間も必要で、若い方には、最低賃金の収入を。
そして、高齢者の方には、それなりの収入で。という考えで
年齢層やその方の体調や重さに合わせ、仕事を作っていく。
農業は雨が振れば、半分休みになるので、精神の方には、
その休みが体調に良い場合が多い。一方販売先に目を
向けた場合、製品の出荷先は、現在某大手取引先だが
現在の制度を利用して、安価ではあるが安定供給できる、
これが安定的な仕事を作れる仕組みである。しかし、
それに頼らず、頑丈な原料から付加価値の高い商品を
他社と開発し、大手取引先との間に1社社団法人を経由し、
大手取引先にも供給できる仕組みを考えたり、同じ系列の
商品をネットで販売している。
平成14年までに下請けを行なっていたが景気が悪くなり、
その契約も解除され、現在の形まで持っていくのに相当な
苦労があったことは容易に察しができます。
その後は、将来このような仕組みを創る構想を話して
くださったり、肩の力が抜けたお話をくださったり、
あっという間の2時間で、その後現場にお連れくださり、
視察を終えました。
途中、「肩の力が抜けた」という話の中で、新井社長いわく、
うちの寮生だけでなく、共に進もうと思っていた社長さんたちが
亡くなったり、人の死を通じて社会の仕組み構造などいろんな
ものが見えてきたこともあると思います。そして、障害者たちから
日々学んでいて、誰からも学ぶものがある。人は必ず死ぬ。
だから苦しくやるもんじゃないと悟りました。
人が生きるためにどんな考えて、何をすれば良いか?
模範となる、生き方に敬意を表し、感謝申し上げます。
PS、、穏やかですけれども、また会いたい、話を聞きたいと
思わせる魅力、人間力がある方で、私もまだまだ精進せねば!
と心に言い聞かせながら、窓の外を眺めなら、田園風景に浸っていました。
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