ニコニコ、ホカホカな 移行支援施設リーダー

皆様 こんにちは。佐藤浩司です。

先週5日、朝9時より、知的障がい者の方4名(若手18歳~25歳まで)、知的障がい者の就労支援している大阪にある社会福祉法人のK施設長とある高等学校に床掃除の清掃に同行させていただきました。

動機は、障がい者雇用を研究させて頂く上で、実際に身体含め、知的障がい者と精神障がい者と触れ合い、話し合いをし、仕事をすることで、導入検討をしている企業様の応援がより深く応援できるのではないかと感じていたためです。触れ合う機会といえば、個人ボランティアで、区役所管理の授産施設に年1度感謝祭に10年近く出向かせていただいた程度でした。仕事(就労)と授産との違いもあるのでしょうか、自分の中では、消化不良の部分がどこかにありました。

さて、清掃日当日は2日目でしたが、委託部分の80%が完了していたそうです。清掃完了まで、2日間見ていたそうです。その理由としては、切羽詰まって知的障がい者の方が混乱してはいけない。委託先に中途半端な状況で引き渡すわけには行かないことだそうです。


*撮影OKでしたが肝心なブログ用の写真を取るのを忘れてしまいました。写真は、前日にK施設長が撮影された写真です。彼は他3人のリーダー格で、良く気づきます。

知的障がい者の方と一緒に清掃を通じで感じたことは、本当に仕事が速いし、素直である。ということです。K施設長曰く「仕事を教えればそのとおりに行なってくれるので企業に就労の紹介(ハローワーク経由)をしやすい。しやすいというのは、人柄が良く、一生懸命に作業を行う方が多いので、企業としては、TOP及び周囲の理解(症状やペース)できれば、大変重要な戦力になると思います」と笑顔で答えてくれました。

企業様(NPOや社会福祉法人も含め)の応援を仕事として行うには、企業側の理論と事例と経験、福祉側の理論と事例と経験のそれぞれを体得することが重要かつ必要なことです。それぞれすべてを体得すれば、実際に応援に行った時、問題点や課題を改善、革新することで工賃もアップも期待でき、障がい者に負担を与えず、かつ業務や販売も順調にいくのではないか?と考えています。

小生は、経営・福祉とも「理論と事例と経験のそれぞれを体得」には、いづれも不足していますが、特に不足しているのは、障がい者とともに就労含めた仕事を一緒にすることです。世間では、思いやり、コミュニケーション、アセスメント、マッチング等、良く言われますが、障がい者筆頭に本当に社会に必要なのは、雇用と福祉の立場の人間がそれぞれに歩み寄り(企業→福祉へ、福祉→企業へ)、継続的に勤務できる障がい者の働く場所を創造して行かなければならないと感じて行動しています。実は、この考えを理解し、福祉側の立場で、アドバイスくださるのがK施設長です。一方K施設長は、小生に経営のことを聞かれます。こういった異業種の交流でかつ同じ想いの方と一緒に仕事をさせて頂くのは大変有難いことで、感謝感謝に尽きます。

その後、知的障がい者の方4名、K施設長とお茶をさせて頂いたのですが、小生のインタビューで、「一度にたくさん言われてもわからん」と笑いながら言わたり、話の間に入って、切り返しのタイミングがよかったり、また、知的障がい者の方4名も案外横では、夢、何が好きか、困っていることはないか?休みは何をしているか?等、話を出来る機会もなかなかないから良かった!と言ってくださり、助かったものの、こういった体験を最もしなければならないと感じました。

今年は、「忘れる」ことのないよう、そして、テーマを持って、より多くの現場を体験すること、スピード重視よりも「あせらっず、ゆっくり、確実に」を行動規範とし、前へ前へ行こうと思います。

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