「がんばって」と「がんばっているね」
今日は、「がんばって」と「がんばっているね」の違いについての話です。
若い頃は、人から「がんばって」と言われることが好きではありませんでした。
何より、言われなくてもがんばっているという意識がありました。
それよりも、がんばってと言われると、言った人と自分が切り離されている感覚がしたからでした。
「俺は何もできないし、何もやらないから、お前ががんばれ」という言外のメッセージが含まれている感じがしました。
言っている人はそのようなつもりはないのでしょうが、「がんばって」は、相手を励ますと同時に、言われた人に孤独を感じさせることばでもありうると思います。
また、がんばってと言われると、現状の努力を否定されている感じもします。
別にうつ病の人に対してだけでなく、「がんばって」という言葉を使うときには、注意が必要です。
そのような問題意識を持って生活していましたが、最近、魔法のことばを友人から教えてもらいました。
「がんばっているね」ということばです。
がんばっているね、というのは相手の承認要求を満たすことのできることばです。
言われると、認められた感じがします。
言った人と言われた人を切り離すことばではありません。
一緒に寄り添ってくれているイメージがあります。
家族内、会社内で汎用的に使えることばです。
実際に効果があります。
「頑張る」と「顔晴る」の違いの話もいい話ですが、この話もいい話だと思ったので、ブログに書きました。
人の上に立って仕事をする経営者・幹部の方は、よかったら使ってみてください。
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