乙武さんのピストリウス逮捕に関する見解について
日曜日担当の高澤です。
「五体不満足」の乙武さんが、義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウスが殺人容疑で逮捕されたことに関してコメントを寄せています。
文中で乙武さんは、障害者は「清らかな存在で、けっして悪いことなど考えるはずがない」という世間のステレオタイプな障害者観に苦しみ、窮屈な思いをしてきたと心情を吐露しています。
僕がその通りだなと思ったのは、その後に続く次の一文でした。
障害者にだって、飲んべえや、エロや、ろくでなしもいる。肉体というものは、言ってみれば“容器”なのだ。その中にどんな中身が詰まっているかなんて、開けてみなければわからない。その容器だけを見て、蔑んだり、期待したり――それがいかにバカバカしいことか、僕らはそろそろ気づくべきだ。
もしかしたらこういうことは乙武さんだからこそ、言えることなのかもしれません。
彼らが本当に苦しんでいるのは、「障害者なんだからかわいそうに決まっている、不幸に決まっている」という世間が持つステレオタイプの狭い視野なのかも。僕も気をつけよう。
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