企業での障がい者雇用、前進。8人(重度障がい者7人)採用へ。

半年くらい前から、某飲料メーカーの障がい者雇用のお手伝いをしています。

障がい者雇用があまり進展していない県に子会社をつくり、そこで才能を眠らせてしまっている地域の障がい者の雇用を実現させることになりました。

ハローワークでは勝手に、採用できる可能性のある障がい者はこれだけですとリストアップしてきましたが、指を数本折るくらいの数しかいません。

そんな訳ないでしょう、今どのくらい求職登録しているのですかと確認するとその十倍。
いるじゃないですかというと、いや長いこと職に就かず家にいたり、就職の可能性はちょっと・・・というのです。

就職できるかどうかその可能性を決めるは企業でしょう?ということで採用面接にこぎつけ、このたび8人の障がい者の採用が決定しました。うち7人は重度障がい者。充分に仕事をこなし、成長していってくれることでしょう。

周りが勝手に決めつけて可能性を奪ってしまう。
障がい者雇用に限ったことではありませんが、特に障がい者雇用では往々にして起きてきます。

まもなく、晴れの入社式が行われます。
ひとり一人が光り輝いていってほしいと願っています。

誰もが知っている企業ですが、いい会社だなと改めてファンになりました。
社内でもやがて働く皆さんに誇らしさが芽生えてくるに違いありません。

これでひと安心ではありますが、この先、まだまだ行政といろいろ折衝していかなければなりません。
でもいい汗をかかせていただくことになりそうです。

企業における障がい者雇用について、大切な人間力を高める経営面での効用があると気づき、啓発啓蒙を地道にしてきましたが、実務面でもようやくここまでお役に立てられるようになってきました。

これからもたくさん好事例に関わって、命の輝きを世の中に広げていく活動をしていきたいと存じます。

小林秀司

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