卒業の春に想う
修了まであと1週間となりました。今改めて思うのは、尊敬する会社に共通することは、そこに人を思う気持ちが込められているということです。
家族団欒への思いが込められているお菓子、不自由な足にもフィットする靴、生活者の利便性を大事にするタクシーサービス等、やさしい気持ちがその商品やサービスを包み込んでいます。そんな製品やサービスを知ること自体とても大切な事ですが、学ぶということは、そんな思いに包み込まれた成果の中身をみる事なんだろうと改めて思います。そこには、坂本先生が良く言われる「涙の数だけ人は強くなる」プロセスがあるのでしょう。先生が新産業創出論の講義でお話しされるような、創業者のご苦労の末に生み出されるその過程、言い換えれば強くなる過程を再度辿ることが学ぶということかも知れません。
ここまで考えた時、2年間共に学んだM師匠から「あらためていま母を想うⅤ」祥伝社という本が届きました。そうか今日は彼岸の入りでした。これから墓参りに行こうと思います。学問の先輩である母は不肖の自分に何と言うのでしょうか。
2年間有難うございました。やさしさと強さを併せ持つ坂本研究室のお陰で漸く、学ぶ事の意味が少し分かりかけてきたような気がしております。
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