GPSとO2Oモデルによる商店街活性化の可能性

日曜日担当の高澤です。

昨年くらいからO2Oというキーワードがマーケティングで使われる機会を見かけます。
O2Oというのはオンラインからオフラインへの導線を使って集客や販売を行う手法であり、最近ではスマートフォンのGPS機能を使って潜在顧客を既存の実在店舗へ来店させるというパターンが一般化しつつあります。

最近ではそれに加え、ゲーミフィケーションというゲーム性を付加して顧客を囲い込む手法が見受けられます。

これは一般的な企業や店舗に限った話ではなく、商店街の活性化においても使われるようになりました。
週刊ダイヤモンドの記事では、墨田区の商店街が紹介されています。

墨田区の商店街が驚いた!大人向け“位置ゲーム”の威力

このケースでは日本全国の参加商店街や店舗に設定されたスタンプを集める「国盗り合戦」というソーシャルゲームを行ったところ、設定された墨田区の商店街に全国各地から来店客が急増したという状況を紹介しています。スマートフォンやケータイに搭載されているカメラやGPSから利用できる位置情報をゲームに生かしています。

今まで「商圏」という言葉で設定していた潜在顧客は、このような新しい手法によって、自分たちが全く想定しなかった場所から今までと異なる年齢層の顧客が集まる可能性があります。

そのうち全国の商店街を訪問してスタンプを集めるようなゲームが出てくるかもしれませんね。今後大きな成長が期待される分野なので注目してみたいと思います。

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