共に100年企業へ ~ パートナシップで絆づくり

人を大切にする会社づくりのトータルプロフェッショナルと自分の仕事の意味づけをとらえ直してから足掛け丸5年が経ちました。

この5年間の一つの成果として「壺中100年の会」を立ち上げました。

本会は、人を大切にする経営を実践し続けることを目指している皆さんの別天地となることを目的としています。来たら元気になります。そして、1か月頑張ってまた来てください。そうして会員の皆さん全員が景気に左右されないビクトリー2割企業へと進化していくことを目指していきます。

永続する100年企業の取引先もまた100年企業という厳粛な事実を受け止めて、会員相互がパートナーシップで連携し共に100年企業となるための絆づくりの場としていきたいと考えています。

栄えある第1回大会としてベンチマークに選んだ企業が愛媛県今治市にあるブレンド調味料メーカー日本食研ホールディングスです。先週22日に地元の皆さま25名で同社へ訪ねて参りました。

同社では「社員が主役になる経営」進めているということです。
きっかけは、急成長を続ける中で家族的経営を目指していたにもかかわらず、離職率が高くなったこと。

社員を管理しすぎた、業績や企業の発展を主役において働く社員をコストや手段にしてしまったと気づいて「エンジョイビジネス」という想いで人を大切にする経営に経営革新をしていったそうです。

およそ3700人の社員規模で家族的経営を実践し、社員が主役という経営を貫徹して成果を出しているということは注目に値します。

とうに上場できるところですが、「上場するつもりはない」と非上場への強いこだわりをもっています。

同社がビジョンとしている経営の民主化の実現に妨げになると考えているからです。

すごいことをしています。

「叶える人事制度」

学校や就職先は自分で選んでいるのに、いったん会社に入ったら自律性を失い会社の決めた部署で仕事をするようになることをおかしいと考えるのです。

自律的に主役として働いてもらうために学校や職業と同じように、働く部署を社員が自ら選べるようにしたのだといいます。

これは出来そうで出来ることではありません。 しかも3700人という組織で!

社風がよくなければとても成功は難しい人事制度と考えられます。社内結婚550組という結果が証明されているようにまさしく家族的経営が実現できている同社だからこそ、経営の民主化という高次元の経営課題にトライできていることは間違いないところでしょう。

次世代の会社づくりに挑戦している同社の取り組みに触れ、皆さん新鮮な驚きとたくさんの気づきを得ていただけたようです。

松山からバスで今治へ、そしてまた松山に戻り、行き帰りは車中勉強会を行いました。
そして、会のメンバーでありいつも懇意にしてくださっているじぃ家で懇親会。

ご覧のとおり大変な盛り上がりとなりました。(私は上段左から2人目)

皆さん、本当に待っててくださったようで期待感が高く主催者冥利に尽きます。
人を大切にする‘いい会社’創りを目指す皆さんの別天地として、末永く壺中の天であり続けられるよう情熱を注いでいきます。

いい会社を、いい社会を、そして、いい日本をつくりましょう!

小林秀司

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